囚人のジレンマ(Prisoner's Dilemma)とは、ゲーム理論や経済学で引き合いにされる問題。囚人のジレンマそのものは検索できるので、その応用例を紹介しよう。
参考:囚人のジレンマ - Wikipedia
問題:
見知らぬ人が、あなたに拳銃を突きつけている。あなたも相手のひたいに拳銃を突きつけている。先に撃たれれば即死だ(撃ち返せない)。この状況で、相手が提案してきた。
「ど、同時に拳銃を捨てよう! な、そうしよう!」
さて、どうするか?
1.自分は拳銃を捨てる。相手も捨てた。 →2人とも助かる
2.自分は拳銃を捨てる。相手は捨てない。 →最悪の事態
3.自分は拳銃を捨てない。相手は捨てた。 →圧倒的優位に
4.自分は拳銃を捨てない。相手も捨てない。 →状況は変わらない
解説:
互いを信用して、同時に拳銃を捨てれば、平和的解決ができる。しかし自分だけ拳銃を失うことになれば、最大損失だ。この状況を冷静に(確率論的に)考えていくと、拳銃を捨てない方がオトクになる。
つまり、個々が最適な選択(自衛)をしても、全体として最適な選択(共存)にならないところがジレンマというわけである。
問題:
ここに2人の人見知りがいる。
人見知りなので、信用できる相手にしか素顔をさらせない。相手を信じて裏切られたら、最大ダメージを受けてしまう。それは絶対に避けたい。なので、相手から先に素顔をさらしてほしいのだが、相手も同じように考えているので膠着状態になる。
さて、どうするか?
1.自分から素顔をさらす。相手はいいひと。 →ハッピー♪
2.自分から素顔をさらす。相手は悪いひと。 →核爆発 死亡
3.自分は隠れて、相手が素顔をさらすのを待つ。 →後出しで有利
4.自分は隠れて、相手も隠れている。 →永久に知り合わない
この場合も、理性的な選択は顔を隠しておくことになる。
そうすれば、よけいなトラブルは回避できるからだ。
・・・ジレンマよのぉ。
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