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[日記2004年12月14日(火)に思った哲学のこと

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「学習性無力感」の話をきいたのは、もうずいぶん前のことだ。
意味がわかるほどに、怖い話だと思うようになった。

(私はもう社会人だ。まったく無垢な犬Cにはもどれない。
 では、私は犬Aだろうか、犬Bだろうか?
 自分では犬Aだと思いこんでいるだけで、
 ホントは電流に耐えつづける犬Bかもしれない……)

──数年前。
私は、周囲の囲いが思いのほか低いことに気がついた。
あっけなく飛び出して、私は自分の会社を設立する。
ここはゴールじゃないけど、1つの危機は脱した。

それは、マトリックスのポッドで目覚めたようなものだ。
あれほど苦しんでいた部屋が、じつは脱出可能だったなんて!

そして私は還ってきた。
いま私は、かつて自分が苦しめられた部屋に犬たちを詰め込んでいる。
今度は私が、電流をながす立場だ。

彼らの意欲を奪い去り、従順な犬Bにするのは簡単そうだ。
企業としては、犬Bを量産した方が都合がいい。

しかし私は、彼らにも部屋を飛び出してほしい。
部屋の中のどこかにある、ボタンを探してほしい。

あなたなら、どんな気持ちで電流をながすだろうか?

注)電流は必ず流さなければならない。
  あなたが代わりに電流を受けてもいい。

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