日記  2005年08月21日(日) に思った 娯楽 のこと

Fitのアホ毛

Fitのアホ毛

我が愛車・ホンダ Fit(2001年型)には、アホ毛がある。

頭頂部にぴょこんと跳ねた毛のようなアンテナが生えているのだ。
このアンテナがなくてもラジオは聴ける。
実用的な価値はない。つまり「飾り」だ。

私は合理主義者である。
なので、このアンテナも注文時に外すつもりだった。
外すと数千円、安くなる。

「アンテナもいりませんね」
と私がいうと、ディーラーは目を丸くして驚いた。
「えぇ! アンテナも外すんですか?!
 これはFitの個性ですよ。アイデンティティですよ
 アンテナがなかったら、Fitじゃありませんよッ!」

アンテナを外すと、最下級クラスと見分けが付かなくなる。
上位クラスを買っておきながら、それを示すパーツを外すなんて信じられない、というわけだ。
(車の価値なんて、自分が知っていれば十分だ
 わざわざ周囲に知らせる必要はない)
と思ったが、ディーラーの熱意にほだされて、アンテナは残すことにした。

納車され、ドライブ三昧の日々をおくる。
やっぱりアンテナは「飾り」だった。なくてもいい。
取り外さないと洗車できないので、むしろ邪魔なパーツといえる。
(しかしまぁ、アイデンティティならやむなしか……)
そんな風に思えるようになってきたころ、Fitの最新モデルを見た。

最新モデルには、アンテナが付いていなかった

「な、なんだってーーーーッ!?」

基本となるカタチはそのままに、ちょこまかした部分が改良されていた。その過程で省かれたアンテナ。
(設計者にとってアンテナはちょこまかした部分でしかなかったのか?)

ぴょこんと跳ねた毛のような、Fitのアンテナ。
「イイじゃんか! かわいいよ、Fit!
 このアンテナ(アホ毛)がイイ味だしてるよ♪」
もうアンテナを外す気はない。
私はこの個性を愛している。
設計者やディーラーなんか関係ない。
そろそろ買い換えてもいい時期なのだが、こんな風に思ってしまうね。

「アンテナがないFitなんて、らしくないなぁ……」

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