日記  2005年12月11日(日) に思った 哲学 のこと

善悪の彼岸

善悪の彼岸

──ズルか、機転か?

上司から無意味な仕事を命令されたとする。
たとえば、「月曜から木曜まで穴を掘って、金曜日に埋めろ」といった仕事だ。

なんの意義があるのかわからない。
誰もチェックに来ない。
もっと大切なことがあると思う。
そっちをやるべき(やりたい)と思う。

さて、どうするか?

1.命令を無視して、手を抜く

  • 1a.ある日、それが重要な仕事だと知らされる。
    手を抜いていたあなたは、責任を追及される

  • 1b.ある日、それが無意味な仕事だと知らされる。
    空き時間に習得したスキルで、ひらーり転職♪

2.命令を信じて、マジメに処理する

  • 2a.10年後、それが重要な仕事だと知らされる。
    よくぞ続けてくれたと、大きく評価される。

  • 2b.10年後、それが無意味な仕事だと知らされる。
    無駄な時間を過ごしてしまった。もう若さは取り戻せない

もちろん、引き受けた仕事から手を抜くのはヨクナイ。動機や目的はどうあれ、ズルはズルである。
しかし臨機応変な判断ができない人は、そもそも仕事を達成できない。人間がやる仕事とは、つまり機械にできない仕事なのだ。杓子定規に考えても、機械に劣ることを証明するだけだろう。
もちろん、安易に手を抜くことがいいわけじゃない。それ(1a)で失敗した人たちの話は、毎日ニュースで報道されている。

誤解を恐れずに言えば、「ズル」と「機転」に本質的な差はない
「悪意はなかった……」
「よかれと思って……」
「熟考に熟考をかさねたのだが……」
「私の知らないところで……」
「予想できないトラブルが……」
失敗した人たちも、それなりに考えていただろう。

とにかく結果なのだ。
ルールを破る以上、結果を出さなければならない。結果を出せる自信がないなら、ルールを破るべきではない

ズルをするなら、1aを覚悟すべきだ。
マジメを貫くなら、2bを覚悟すべきだ。

つまり、どちらにせよ覚悟は必要なわけだ。

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