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[日記2006年01月31日(火)に思った経済のこと

弱者の戦略

弱者の戦略
i(アイ)/三菱自動車

相次ぐリコール隠しで信用を失った三菱自動車が、新車を発表した。エンジンを後部座席の下に置いた(リア・ミッドシップ・レイアウト)軽自動車である。フロントにエンジンがないので、運転手の視野を大きくしたり、衝突時の安全性が向上できたという。

なるほど、これはおもしろい。
三菱というだけで敬遠していた人を振り向かせるだけの魅力がある。「本当に安全なの?」「スペックはどうなの?」「高くない?」足を止めて見てもらっただけでも、三菱にとっては価値があるだろう。

EasyShare V570/コダック

日本市場から撤退していたコダックは、新モデルをひっさげて再参入した。2つのレンズを装備した2眼カメラである。広角と望遠、両方のレンズがあるから、どちらにも強い。また、水平にパンして3枚撮影すると、自動的にパノラマ写真に変換するという特殊機能も装備している。

なるほど、これはおもしろい。
コダックは、米国ではデジカメでトップシェアを持っているが、日本では1%前後のシェアに甘んじている。強者の戦略は通じない。他社のまねのできない技術で巻き返しをはかろうというわけだ。

弱者の戦略か

弱者は、ふつうの製品を作っても勝ち目がない。ふつうの製品なら、トップメーカーから買うからだ。では、どんなものを作ればいいか? 「どこよりも安い製品」か「どこにもない製品」かの、いずれかだろう。

これは企業戦略だけの話じゃない。私たちのキャリアやスキルアップも同じだ。強者になりたいのなら、誰よりも安く(たくさん)働くか、誰にもまねのできない技術をもつしかない

もちろんこれらは奇策である。自分の価値を大きく損ねる場合もあるので、注意されたし。

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