日記  2006年08月14日(月) に思った 社会 のこと

終了願望

終了願望

先日のアレはリセット願望ではなく、終了願望だったのかもしれない。

ゲームをリセットするときは、新しい世界に期待する。
「次こそはうまくやるぞ!」
「今度こそ、同じ失敗はしない!」
「ちがう自分に生まれ変わるんだ!」
いわば、前向きなリセット願望である。

対して、後ろ向きなリセット願望もある。
リセットそのものが目的なので、そのあとのことは知らない。
どうなってもいいし、どうでもいい。
むしろ、「はい、終了です」と宣言されることを望んでいる

自殺願望ほど積極的じゃない。
ただ生きることに消極的なだけ
みずから命の断つのは痛いし、カッコ悪いし、迷惑もかかる。

だから、世界ごと消えてしまえばいい。

貧困も差別も、約束も負い目も、きれいさっぱり洗い流されてしまえ!

(空を見上げるとテポドンが。
 これで……すべてから解放される……)

知人も、そんな風に考えていたのかもしれない。
そう考えると、ちがった解釈もできる。

とはいえ、「いのちの大切さ」や「生きることのヨロコビ」を語るつもりはない。そんなことをする義理もないし、そもそも響かないだろう。前向きなフレーズは世の中にあふれているので、もう不感症になっているようだ

日本全体での自殺者は年間3万人。
20分に1人が自殺している計算だ。

けっこうハードな時代を、私たちは生きているのかもしれない。

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