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[日記2007年12月06日(木)に思った健康のこと

○×したら負けかなと思ってる

○×したら負けかなと思ってる

「え? タバコやめちゃったの? ヒラさん、意志が弱いねー」

知人にそう指摘された。
我慢できなくなった彼のために、喫煙所に移動したところだった。ぷはーっと紫煙を吐き出すと、彼は自説を披露した。
「つまりおれは世間の風潮に左右されず、自分の意志でタバコを吸っているんだよ
冗談と思っていたが、本気だったようだ。
私は後ずさりながら、ひとつの事実に気がついた。

私が最後にタバコを吸ったのは、2004年3月24日。
当時は私も愛煙家だった。「やめられない」のではなく「やめたくない」と思っていた。周囲の抑圧によって禁煙するのは負けだと思っていた。

その日、私はひどい風邪で寝込んでいた。布団の中でうめく。
(うー、もう3日もタバコを吸ってない。早く元気になって、タバコを吸いたいなぁ……)
ふと、自分の考えの奇妙さに気づき、自問してみる。

なぜ、今すぐタバコを吸わないのか? タバコを吸いたくないからだ。
吸いたくないもの吸わずにいるなら、我慢じゃない。
次にタバコを吸いたいと思うまでは、むりやり吸う必要も、我慢する必要もないのでは?

体調が戻っても、タバコを吸いたいと思うことはなかった。我慢も努力もなく、私はひっくり返ってしまった。
要するに私は、「タバコを吸いたい」と思い込んでいたわけだ。

喫煙者に向けられる世間の目は、この数年で厳しくなった。それでもタバコを吸いつづけるには、意志力が必要だ。それは、自分らしく生きるための努力とも言える。

しかし私は、ひょんなことから反対側に抜けてしまった。
ここからだと、その努力は滑稽に見える。バカジャネーノと笑いたいところが、私も同じ努力をしていたので笑えない。

……自分らしく生きる。
そのために努力する。
上司に逆らったり、友だちと喧嘩したり、貯金を崩したり、イヤなことに耐えたりする……。

ときとして、それは滑稽に見えることがあるようだ。

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