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[日記2008年03月27日(木)に思った社会のこと

[報道・教養] NHKファーストジャパニーズ / 準備なんかいらない

[報道・教養] NHKファーストジャパニーズ / 準備なんかいらない

 昨晩、NHKで『ファーストジャパニーズ』という番組を観た。

 どえらい衝撃を受けた。こんな番組があるとは知らなかった。まだ第1回だから、次回も見逃さないようにしよう。私は今、モーレツに興奮している。
 『ファーストジャパニーズ』は、海外の一流と呼ばれる「場」に足を踏み入れた"最初の日本人"を紹介する番組。孤独な戦いを経て、輝きはじめた30代の開拓者たち。その生き様に感動する。

パリで最も由緒あるカフェのギャルソン 山下哲也(32歳)

「カフェ・ド・フロール」でギャルソン(給仕)をつとめることを夢見て、トランク1つでフランスにやってきた哲也さん。しかしフロールは創業以来145年間、外国人ギャルソンを雇ったことがない。「無給でもいい」と頼み込んでも断られる始末。
1年半後、臨時雇いとして声がかかる。3日目、トレイをもつ左手が動かなくなり......。

 どう考えてもチャンスなし。あきらめて日本に帰るなり、別の道に切り替えても仕方がないほど歳月が流れたのに、なぜがんばれるのか? ある意味、狂ってる。常軌を逸している。しかしそうでなければ、伝統の壁を打ち破ることなどできないのか。私には、それほどの情熱を注げる夢も壁もない。

欧州最高峰「チェコ・リーグ」のアイスホッケー・プレーヤー坂田淳二(32歳)

チェコのアイスホッケーはヨーロッパ最高水準。その強豪チームで唯一の日本人選手が坂田さん。なんとか選手になれたものの、試合に出してもらえない。そんな坂田さんは、日本では最強チームの一員だった。なぜその栄誉を捨ててチェコに来たのか?
ついに試合に出ることが許されたが、パックに触れることもできず......。

 頂点に立ったものが、次なる頂点を目指す。マンガなら美談だが、現実でそれをやる人はめったにいない。いや、単に私の周囲にいないだけか。一流を目指すものは枠組みを飛び越えてしまうから、安穏と暮らす人とは接点がないのかもしれない。行けるところまで行く。行けなくても行く。私はそこまで自分に自信をもてない。

 私もいま、岐路に立っている。今のままではいけないと思うのだが、どこへ向かえばいいのか、どう生きたいのかがわからない。自分をもてあましている。そんな私に、ファーストジャパニーズは強い刺激を与えた。
ぶるるっと胴震いする思いだった。

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