日記  2008年05月28日(水) に思った 娯楽 のこと

[特撮] 星雲仮面マシンマン / カタルシスウェーブは是か非か

[特撮] 星雲仮面マシンマン / カタルシスウェーブは是か非か

『星雲仮面マシンマン(1984年)』という特撮番組をご存じだろうか?

アイビー星からやってきたマシンマンは、悪人を打ち倒すとカタルシスウェーブを浴びせ、悪い心を善い心に変える。それまで眉間にしわを寄せて戦っていた悪人は、憑き物が落ちたようにおだやかな善人になってしまうのだ。
このカタルシスウェーブがどうにも納得できなかった
マシンマンは宇宙人だ。宇宙人が勝手に地球人の人格を書き換えていいのか? これは精神矯正ではないか。私は当時13歳。ヒーローを無条件で支持できなくなる年頃だった。

しかもマシンマンはアイビー星の大学生でしかない。地球を守る使命も恩讐もない。敵対する犯罪組織(テンタクル→オクトパス)もアイビー星とは関係ない。貧しい国を訪れたアメリカ人の学生が、現地のトラブルを仲裁しているようなもんだ。これって、どうなのよ。
私はマシンマンの正義を疑い、カタルシスウェーブを恐れていた。

──あれから24年が経ち、考えが少し変わった。
手軽に悪人を更生できるカタルシスウェーブは、この上なく便利ではないか? 現代社会は長い時間と手間をかけて悪人を更生させている。原始的な方法であれ、科学的な方法であれ、どのみち悪い心は矯正されるのだ。だったら一瞬で終わるカタルシスウェーブの方がいい。

カタルシスウェーブを浴びた人は、100%ピュアな善人になる。嘘はつかないし、みずから罪を償おうとする。なので警察も裁判も要らない。報復したいと主張する被害者もいるかもしれないが、そういう人にもカタルシスウェーブを浴びせれば負の連鎖を断ち切れる。
こうなると、悪人を選んで浴びせることもない。一日一回カタルシスウェーブを浴びれば、みんな平和に暮らせるじゃないか。

マシンマンの正義を疑っていたが、なんのことはない、強いものがルールを決めていただけだ。弱い地球人が悪い。弱いから宇宙人に監督されてしまうのだ。

納得できなかったものが、納得できるようになった。
私も大人になったようだ。

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