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[日記2008年06月05日(木)に思った社会のこと

マスコミは「自殺事例報道に関するガイドライン」を知らんのか

マスコミは「自殺事例報道に関するガイドライン」を知らんのか

 「自殺事例報道に関するガイドライン」という資料がある。

 自殺防止のため、WHOが2000年に発表したものだ。わずか数ページだが、興味深い内容になっている。ポイントを抜粋しよう。

何をしてはならないか
  • 写真や遺書を公表しない。
  • 自殺の方法について詳細に報道しない。
  • 原因を単純化しない。
  • 自殺を美化したり、センセーショナルに報じない。
  • 宗教的・文化的な固定観念を用いない。
  • 非難をしない。
Wikipedia

 外国のマスコミは知らないが、日本のマスコミは完全無視だね。大々的かつ継続的に取り上げ、「美人」「孤独」「悲劇」といった言葉で修飾する。専門家でもないコメンテイターが、根拠のない意見を述べて、あれこれ理由を詮索し、自殺者の心情に同調する。

 ガイドラインによると、こうした報道は新たな自殺を誘発するそうだ(ウェルテル効果)。つまりマスコミはもっと自殺者を増やしたいのだ。より異常で、より悲劇的な自殺を期待して、わざと情緒的な報道にしているとしか思えない。

 人間の精神は弱い。私の精神だって例外じゃない。だから守らなければならない。
 日本のマスコミに無批判、無防備に接するのは危険だ。

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