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[日記2008年08月29日(金)に思った哲学のこと

世界五年前仮説

世界五年前仮説

 「世界五分前仮説」という思考実験がある。

世界五分前仮説

世界は、じつは5分前に始まったのかもしれない。もちろん、私たちには5分以上前の記憶があるし、過去を示す証拠も数多くある。だが、それらすべてが揃った状態で世界が5分前に出現した可能性は否定できない。
Wikipedia

 たとえるなら、ゲームのセーブデータみたいなもの。ロードすると世界は再開するが、過去からの連続性はない。ゲーム内のキャラクターはロード以前の状態を知ることはできず、ただ「いま」を駆け抜けるだけだ。

嫁の記憶は5年で消える

 話は変わるが、私は日記をつけている。なので人並みに過去を記憶している。格別に記憶力が優れているわけではないが、格別に記憶力が劣っている人からは、「気持ち悪いほど物事を覚えている」と言われる。私に言わせれば、「気持ち悪いほど物事を忘れてやがる」となる。

 うちの嫁もそうだが、だいたい5年以上前のことを覚えていない人が多い。2003年以前に見た映画、読んだ本、行った場所、食べた料理、話した言葉など、ごっそり忘れている。たとえば机の上にフィギュアがあっても、いつからそこにあるのか説明できない。

「カクカクシカジカで、こうなったじゃんか」
「そうだっけ? よく覚えてるね」

 こうした場面に出会うたび、私は「世界五前仮説」を説明する。

 たぶん5年後に、また同じ話をするんだろうな。

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