日記  2008年12月04日(木) に思った 政治 のこと

タイの一週間戦争

タイの一週間戦争

タイのソムチャイ政権が崩壊した。

これにより、8日間にわたって主要国際空港を占拠してきた反政府派市民団体が空港から撤収した。約24万人の外国人旅行者を足止めし、タイの観光事業に大きな打撃を与えたが、流血なく済んでよかった。
そして「人民によるクーデター」成功を祝いたい。

私は詳しい事情を知らないし、このあとの展開も予測できないが、とにかくタイ人はすごいことをやったなと思う。2006年にも軍事クーデターがあったのに、それで解決しないとみた人民が決起したのだ。ふつうは逆だよね?
やり方には異論もあるだろうが、これほどハッキリ民意が反映された例も珍しい。
タイ人はこの出来事を、"誇り"として語り継ぐだろうし、為政者も教訓にせざるをえない。

さて、日本はどうだろう? 日本で人民クーデターは起こりうるだろうか?
数年前なら、「起こらない」と断言できたのだが、今はなんとも言えない。

現在、日本は迷走している。
政治家はなにがしたいのか、どこへ行きたいのかサッパリわからない。不景気から脱する見込みはなく、官僚腐敗もとどまるところを知らない。マスコミの信用も地に墜ちた。
世の雰囲気は、5.15事件や2.26事件が起こった昭和初期に似ている。先日、田母神氏の論文も、自衛隊にストレスがたまっていることの証左と言える。
みんなイライラしている。潜在的に大きな政変を求めている。

もし日本で"祭り"が起こったら、多くの人が参加、協力するかもしれない。
しかし、それだけ明瞭なイデオロギーも、排除すべきターゲットもないので、実現の可能性は低い。敵が見えず、ヒーローもいない。そこに大量の火薬があっても、火がつかないのだ。

タイの政変は、ある意味、うらやましく思えてしまう。

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