Home / 晴工雨独 / 2009年 / 04月 / 02日(木) 23:40

すぐ近くにいる驚異

野田伊助 TryNext, Ltd.
すぐ近くにいる驚異

すぐ近くにいる驚異

2009年4月2日現在、北朝鮮のミサイルは打ち上げられていない。

搭載されるのが弾頭なのか、人工衛星なのか、はたまた日本に落下する軌道を描くのか、現時点ではわからない。しかし万が一の場合に備え、迎撃態勢が整えられている。
こうして自衛隊が動くと、決まって抗議する人たちが現れる。

「迎撃中止を」市民団体が訴え
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=795908&media_id=4
 北朝鮮の「人工衛星」名目での弾道ミサイル発射に備え、自衛隊が迎撃態勢を取っていることに対し、複数の市民団体が1日、防衛省(東京都新宿区)前で、迎撃中止を求めるアピールをした。
 約30人が「『迎撃』名目のミサイル防衛発動を許すな! 4・1防衛省行動実行委員会」などの呼び掛けで集まり、「迎撃名目の戦闘態勢だ」「地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)は、平和憲法の枠組みを超えており、市民生活を脅かす」などと訴えた。

──頭上に落ちてくるものを、よけちゃ駄目なの?
──こいつらは北朝鮮の手先ですね
──市民生活を脅かしているのは誰か、考えてみろよ!

mixiニュースを見ると、おおむね批判的な意見で埋め尽くされている。
そりゃそうだ。この情勢で、迎撃態勢をとらない方がおかしい。迎撃の条件は限定的だし、自制を求める交渉もつづけられている。拳銃をちらちら見せる相手に、なんの反応もするなってのは無理な話だ。ここまで隣国を緊張させる行為を、「平和的な宇宙開発」というのは詭弁であろう。

しかし一方で、気をつけなければならないこともある。
歴史をひもとけば、戦争はいつも、「外国の驚異に対する、やむを得ない自衛行動」に端を発している。そして「やむを得ない自衛行動」と、「過剰な自衛行動」の境界はあいまいだ。気がつけば勢いがついて、反対意見を言えなくなる。日本人であれば、こうした流れの怖さは想像できるだろう。

もちろん、市民団体とやらを擁護するつもりはまったくない。
適切な行動をとらなかったことで滅びたり、虐げられた国も多いからだ。こいつらの主張には、現実を見据えた理念が感じられない。
人類が戦争を放棄できないのは、それに代わる最終手段(Ultima Ratio)がないからだ。

未来がどうなるかはわからない。
いま、言えることは、本当に迷惑な連中が近くにいるってことだ。

関連エントリー(同じタグをつけた日記)

トラックバック (0)

トラックバックURL:

コメントする

カレンダー

<< 2009年4月 >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

アーカイブ一覧

2010年 (12)
  • 1月
  • 2月
  • 3月
  • 4月
  • 5月
  • 6月
  • 7月
  • 8月
  • 9月
  • 10月
  • 11月
  • 12月
2009年 (204)
2008年 (184)
2007年 (152)
2006年 (138)
2005年 (211)
2004年 (55)
2001年 (3)
  • 1月
  • 2月
  • 3月
  • 4月
  • 5月
  • 6月
  • 7月
  • 8月
  • 9月
  • 10月
  • 11月
  • 12月
2000年 (1)
  • 1月
  • 2月
  • 3月
  • 4月
  • 5月
  • 6月
  • 7月
  • 8月
  • 9月
  • 10月
  • 11月
  • 12月