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[日記2009年08月07日(金)に思った科技のこと

アルバムという単位

アルバムという単位

音楽CDは、どうにも水増しされた印象がある。

たとえば、ある歌を気に入ってシングルを買うと、決まって「インストゥルメンタル」や「ボーカル無しバージョン」、「カラオケヴァージョン」がついてくる。あれって、誰が喜ぶの? 収録の際に出た素材を再利用しているだけじゃん

私はよく聞くアニメのサントラは、枚数の多さに戸惑うことが増えた。劇中で使われる曲はそう多くないので、いろんなアレンジでトラック数を増やしている。気に入った旋律も、繰り返し聞かされると飽きる。せっかくの名曲集が台無しだよ。

YMO商法(アルファ商法)に代表されるように、レコード会社はユーザーが求める曲を小出しにすることで収益を高めている
素晴らしい楽曲が1滴あれば、お風呂一杯分に薄めて販売しているようなもんだ。売りまくったあとは、ベスト盤でふたたび1滴に戻すのだから、ユーザーもなめられたもんだ。

クリエイターが悪いわけじゃない。著作権保護の名目で、彼らはレコード会社にすべての権利を奪われており、楽曲を販売する権利はおろか、販売を拒否・制限する権利すらない。クリエイターに無断で、がっぽり儲けられる。レコード会社、うまうまですよ。

ウンザリしたユーザーは「アルバム」という単位を捨て、iTunes Storeなどで曲単位で買うことにした。これなら好きな曲だけ買えるから安上がりだ。まぁ、収録曲を全部買っても音楽CDより安いけどね。

ダウンロード販売は、CDの製造、運搬、販売の仕事を無くしてしまうが、原盤権をもつレコード会社には関係ない。レコードで売ろうが、CDで売ろうが、ダウンロードだろうが同じことだ。しかしカップリング収益が見込めなくなったことは、レコード会社の収益を直撃した。水増しで儲けてきた会社が、今さら実物価値にもどれるわけもない。

というわけで、レコード会社はAppleに働きかけ、新しいアルバム単位での販売フォーマットを模索しているらしい。「Cocktail」というコードネームで呼ばれているが、詳細は不明だ。まぁ、楽曲に歌詞に画像、動画などをつけて、価格を上乗せするフォーマットであることは、想像に難くない。

音楽配信のビジネスモデルは、これからどのように変わっていくんだろうね。

タッチスクリーンを搭載したAppleのネットブックは新たな音楽フォーマットに対応か
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=911879&media_id=49

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