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[日記2009年08月25日(火)に思った社会のこと

人身売買から手を洗おう

人身売買から手を洗おう

断っておくと、私はボディショップに悪いイメージはもってない。

さらに人身売買も憂慮している。しかしボディショップが主催する「ストップ!子どもの人身売買キャンペーン」には違和感を覚える。モヤモヤするので、日記に書き出してみる。

<人身売買>英ザ・ボディショップがストップ!キャンペーン

国際的な児童の人身売買被害が深刻化するなか、英国の化粧品製造販売会社「ザ・ボディショップ」が「ストップ!子どもの人身売買キャンペーン」を始める。9月4日~10月29日の間、売り上げの一部を国際NGOに寄付するハンドクリームを国内178店舗で販売し、店頭で募金活動も行う。
同社によると、発展途上国などで人身売買されている18歳未満の子は年間120万人に上る。8割近くは買春や児童ポルノ製造など性的な目的で、日本に売られた子の例も報告されているという。
このため同社は1個当たり100円が寄付金となる「やさしさハンドクリーム」(75ミリリットル、1365円)を販売。被害児童の支援などに取り組む国際NGO「ECPAT(エクパット)」(国際事務局・バンコク)などに寄付する。
問い合わせはカスタマーサービスセンター(03・5215・6160)。【小林多美子】

まず、なぜハンドクリームなのか?
ハンドクリームを使うときに、人身売買のことを思い出してほしいのか? あるいは「犯罪から手を洗おう」って意味だろうか?
それをいったら、「ボディショップ」という店名が人身売買を彷彿させるじゃないか......。

1本1,365円のハンドクリームで、100円寄付するのも奇妙。
もっと安い商品や、レジ横に募金箱を置いておけば、もっと広く集められるだろうに。なんだか、高級品を売るための「付加価値」に見えてしまう。

募金はNGOに寄付されるそうだが、NGOはどうやって人身売買を撲滅するんだろう?
人身売買が起こる要因はたくさんある。とりわけ日本は人身売買に関する罰則が弱いから、グレーゾーンを許してしまっている。法整備は政府の課題だが、政府にせよ、NGOにせよ、あらゆる場所を監視することはできない。より大切なことは、家出をしない/させないことであり、地域住民による警戒活動だろう。

NGOがまったく無意味とは言わないが、ボディショップのような世界中に店舗を持つ会社のキャンペーンとしては、ちぐはぐな印象を受ける。ボディショップには、「コミュニティトレード(formerly Trade not Aid)」という経営理念があって、地域社会の振興を支えてきた。たとえば、このハンドクリームが発展途上国で生産されていて、その売り上げが人身売買の抑止につながるなら、多少高くても購入する意義もあるだろう。

いつもより100円高いハンドクリームを買うことで、世界は少しでもよくなるのだろうか?
まぁ、アレコレ文句を言うより、なにか行動する人の方が偉いとは思うけど......。

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