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[日記2009年09月21日(月)に思った娯楽のこと

[報道・教養] NHKプロフェッショナル 仕事の流儀 #125『ドクターヘリ、攻めの医療で命を救え』 / 人間の中身を見た

[報道・教養] NHKプロフェッショナル 仕事の流儀 #125『ドクターヘリ、攻めの医療で命を救え』 / 人間の中身を見た

NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 第125回『ドクターヘリ、攻めの医療で命を救え』を見た。

事故や災害現場にヘリで急行する救命医・松本尚さんが紹介されていた。ドクターヘリの存在や、救命医療の過酷さは、映画やアニメでよく知っているが、カメラ越しとはいえ、実際の現場の迫力、緊張感に圧倒された。
気道確保、止血、点滴、外科的処置、検査、搬送……。どれを優先し、どれを後回しにするか。限られた時間、限られたリソースの中で、瞬時に判断し、チームに指示を伝える。判断ミスは、患者の生死を左右する
見てるだけなのに、プレッシャーで息が詰まる。こんなストレスの高い職場にいたら、神経が焼き切れちゃうよ。「毎日が退屈だ」とほざいている連中は、救急医療の現場に連れて行ってもらえばいい。日常のありがたさを思い知るだろう。

救命医という仕事にも驚かされるが、それ以上にたまげたのは手術の様子。
ドラマの手術シーンでは、医者の顔や手元のアップで誤魔化されるが、この番組では手術の全体像が映し出されていた

いきなりメスですぱっと胸を切り裂く。ぎりぎり肋骨を押し開いて、内臓を引っ張り出す。腹腔からあふれる血を、バスタオルでぬぐう。出血部位を探すため、いろんな臓器をかき分けていく。……とにかく荒っぽい。

キャスターの脳科学者・茂木健一郎さんも同じように感じたらしく、「あんなに荒っぽく扱って大丈夫ですか?」と質問。それに松本尚さんは「大丈夫です」と答えた。
もちろん身体にメスを入れれば負担もあるが、死んでしまっては元も子もない。「大丈夫」の意味が異なることに戦慄した。

自分の(たるんだ)おなかを見て、あの手術映像を思い出す。
この中に、内臓が詰まってる。内臓があるから、私は生きている。事故で傷つき、手術でもみくちゃにされても、なお活動を停めなかった内臓。なんて脆くて、なんて逞しい。

夜中に、インパクトの強い番組を見てしまった。

▼NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 第125回『ドクターヘリ、攻めの医療で命を救え』
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/090908/index.html

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