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[日記2009年11月08日(日)に思った政治のこと

[報道・教養] NHKスペシャル「証言ドキュメント 永田町・権力の興亡」 / 政治の手段と目的

[報道・教養] NHKスペシャル「証言ドキュメント 永田町・権力の興亡」 / 政治の手段と目的

NHKの『証言ドキュメント 永田町・権力の興亡』全3回を見終えた。

1993年、宮沢内閣への不信任決議にはじまる自由民主党の失墜と55年体制の崩壊──。自民党は与党でありつづけるために、小沢一郎は政権交代を実現するために、"数"をめぐって攻防する。目先の難局を乗り切るためには、いかなる手段も問わない。そうやって延命して、権力を手にして、なにをするのだろう?
番組の最後に、歴代首相の所信表明演説が流された。細川護熙、羽田孜、村山富市、橋本龍太郎、小渕恵三、森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、そして鳩山由紀夫。1人残らず「国民のために」と言うのだが、その空虚さにうんざりする。

ある政治家は、小沢一郎が代表になってからの民主党を、「オトナになった」と評価していた。つまり「こうあるべき!」と叫ぶだけのコドモから、まず説得力を身につけるオトナになったと言うのだ。説得力とは民意の背景であり、過半数の議席であり、選挙に勝つこと。そのためなら誰と組んでも、なにを看板にしてもいい。これがオトナだと思うと、ぞっとする。

恐ろしいのは、多くの政治家が当時の思惑を赤裸々に証言していること。「あれは失敗だった」とか「(嘘を)言うしかなかった」とか、ドロドロした本音が語られる。引退したり、政権交代したことで、喋っても大丈夫と判断したのか。あるいは有権者をなめているのか。
まぁ、思想がないのは政治家だけでなく、有権者も同じ。小泉ブームが訪れるまで、私も政治に無関心だった。いわゆるB層だ。そんな私が、文句を言ってもはじまらない。

一流の格闘家は、力の流れが見えるという。一流の政治家は、世論の流れが見えており、それを束ねたり、打ち消したりすることで、権力を獲得するようだ。とても素晴らしい技術なのだが、それが多くの人のために使われることを切に願う。

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