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刹那に生きるか、伝説を目指すか - 『サラ・コナー・クロニクルズ』

野田伊助 TryNext, Ltd.
刹那に生きるか、伝説を目指すか - 『サラ・コナー・クロニクルズ』

刹那に生きるか、伝説を目指すか - 『サラ・コナー・クロニクルズ』

TVドラマは全体のストーリーより、エピソードごとの驚きが優先されてしまう。

あっと驚くシーンがないと、たまたま見た人を引き込めない。謎がどんどん深まらないと、次回も見てくれない。制作者に「こういうものを描きたい!」という気持ちがあっても、視聴率が落ちれば番組が打ち切られてしまう。生き残るために、刹那のサービスはやむを得ない。しかし度が過ぎれば、わけのわからない作品になってしまう。

テレビで『ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ(Terminator: The Sarah Connor Chronicles)』を見ている。
第1話の衝撃はきわめて大きく、次の展開が気になってずっと見ることに。最後まで見たら感想を書こうと思っていたが、12日の第9話でファーストシーズン終了と知って驚いた。
えぇ? こんな中途半端なところで終わっちゃうの?
アメリカでは半年のブランクを挟んでセカンドシーズンがスタート。全22話(合計31話)で終了するそうだ。うーん、なんだかイヤな予感がする......。ちゃんと完結するんだろうか

全体のストーリーラインがつかめない。なにをどうすれば解決するんだろう。「うぉ? なんで!」と驚くシーンがあっても、以前ほど頭が機能しない。感覚が麻痺してきている。『X-FILES』の終盤に似ている。

打ち切りやテコ入れによって活性化した作品もある。刹那に生きつつ、伝説になることは可能だ。しかし作品の短期化が顕著になっている昨今は、長期的な展望で作品を作るのは難しいのかもしれない。

それに・・・多くの視聴者は全体像や謎の解明には、あまり興味がないかもしれない。しょせん暇つぶしのテレビドラマ。エピソードごとに驚いたり、泣ければいいのであって、未消化を気にするのはオタクだけか?
しかし私は、どうしても全体像が気になってしまう。テレビドラマの視聴に不向きな性格かもしれない。

サラ・コナー・クロニクルズは、来週からセカンドシーズンがはじまる。しかし以前ほど期待してない自分がいる。ぼんやり、見るともなく見る方がよさそうだ。

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