日記  2010年02月20日(土) に思った 娯楽 のこと

ゲームは様式美を卒業できるか

ゲームは様式美を卒業できるか

海外ゲームサイト1UPで、「そろそろなくなりそうなゲームのストーリーベスト5 (Top 5 Videogame Plot Devices Due for Retirement)」という記事が掲載された。

  • 5位:封印された悪 - Evil Postponed
  • 4位:世界を救う - Save the World
  • 3位:選ばれしもの - The Chosen One
  • 2位:一時的な記憶喪失 - Temporary Amnesia
  • 1位:ショーペンハウアー的悪役 - Schopenhauer Villains

つまり、こうだ。

記憶喪失の少年が、じつは大いなるパワーを継承しており、世界を救うため、封印された悪に立ち向かう。ラスボスはすべてに絶望しているため、駆け引きが成立しない。主人公は平和的解決を望みつつも、暴力でこれを排除。戦いの虚しさを知る……

使い古された、それでいて今なお使われつづけているプロットだ。
では、これらのプロットを使わずにストーリーを組むとどうなるだろう?

主人公は町工場で働く少年。新社長が着任すると、現場への締め付けが厳しくなった。このままではジリ貧なので、同僚たちと労働組合を結成。新社長は現場を知ろうともしないが、互いの利益が折衷するところで妥結。戦いはつづく!

うーん、私は好きだけど、売れなさそう。
やっぱりゲームは浮世離れしている方がいいかもしれない。

とはいえ、プロットが陳腐化しているのは事実。ゲームのみならず、アニメや漫画も似たようなもんだ。そろそろ様式美から卒業してもいいだろう。私がウンザリしているプロットも挙げておこう。

1.チープな悪漢

主人公や人間を「虫けら」扱いしたり、高笑いしたり、弱い相手をネチネチいびったり、刃物についた血をなめるのは……やめてほしい。

2.美形ばかり

登場人物が美形ぞろいって、気持ち悪くない? マネキンのような美男美女が泣いたり、叫んでも、ちっとも没入できない。付随して、やたら露出度の高い衣装や、機能性のない鎧にもウンザリ。リアリティにこだわるつもりはないが、おへそを出したスタイルで雪原を歩くのはいかれてる。

3.デウス・エクス・マキナ

主人公が追い詰められると、超常パワーに目覚めて逆転するような展開は、もう飽きた。アニメや漫画では定番だが、ゲームでやられると、興を削がれること甚だしい。
ラスボスに勝つため、計画的にスキルを伸ばしたり、アイテムを温存してきても、ストーリーの都合で条件が変わるなら、頭を使う意味もない。勝利は、自分の手でもぎ取ってこそ価値がある。

3Dアクション系ゲームが登場して、十年以上が経過した。
次の進化を見てみたい。

悪を封印、記憶喪失、選ばれしもの......海外ゲーマーが指摘するありがちストーリー
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1107352&media_id=47

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