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[日記2010年02月23日(火)に思った社会のこと

[報道・教養] NHKスペシャル「無縁社会 ─"無縁死" 3万2千人の衝撃─」 / 親しい人より先に死にたい

[報道・教養] NHKスペシャル「無縁社会 ─"無縁死" 3万2千人の衝撃─」 / 親しい人より先に死にたい

NHKスペシャル『無縁社会~"無縁死" 3万2千人の衝撃~』の再放送を見た。

重かった。漠然と感じていた不安の正体を見せつけられたようだ。

「行旅死亡人」が3万2千人に達している(2008年)。行旅(こうりょ)死亡人とは、身元不明で、かつ遺体の引き取り手が存在しない死者のこと。自殺者や行き倒れだけでなく、独り暮らしをしていた人が死んで、どこの誰かわからない場合、身元がわかっても遺体の引き取りを拒否された場合も含まれる。

番組では、どうして行旅死亡人となったか調査されていた。
仕事に失敗して故郷に帰れなくなった者、退職によって人の縁が切れてしまった者、つれに先立たれ、あるいは熟練離婚によって、孤独な余生を送っている者...。決して特殊な人生ではなく、歯車が1つ狂えば誰もが同じ道を歩みかねない。

うちも子どもがいないので、どっちが先に逝くかは重大なテーマだ。統計的には女の方が長生きするが、だからといって油断はできない。あとに残される孤独や苦労を思えば、先に死んでしまった方が気楽だ。

私には弟と妹がいるので、まだマシか。孤独死を遂げたとしても、自分の後始末を頼める確率が高い。弟や妹も、兄の遺体を拒否することはないだろう……たぶん。
逆に言えば、未婚の弟や妹にとっては重~い話だ。上の者を見送る確率が高い。

──人はいつか死ぬ。
今はまだ親族や友だちもいるけど、数十年先はわからない。
重要なのは「いつ」ではなく、その「順序」かもしれない。

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