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[日記2010年05月25日(火)に思った娯楽のこと

リアルタイムでテレビを見る楽しみ

リアルタイムでテレビを見る楽しみ

子どものころは、テレビ番組をリアルタイムで見るしかなかった。

テレビは居間に1つしかないから、親が絶対チャンネル権を発動したらアウトだし、放送時間までに帰れなかったときもアウト。深夜番組を見るためには、深夜まで起きている必要があった。だから真剣に見て、記憶した。翌日、学校で話題にするためにも、テレビを見るときは集中力があった。同じ時間に同じ番組を見ている一体感があったと思う。

その後の展開はご存じのとおり。自分のテレビ、自分のビデオデッキを購入して、コンテンツ産業が充実した。テレビ番組をリアルタイムで見る必要性は大きく減った。見たい番組があったら録画する。たとえその時間家にいても、あとから録画を見る。録画は便利だ。好きなときに見られるし、うざいCMは飛ばせるし、見逃したシーンは巻き戻せる。リアルタイムで見るのはニュースだけ。テレビは、ビデオの再生端末になっていた。

しかし最近は、テレビ番組をリアルタイムで見るのもいいかなと思いはじめている。ネットのせいだ。実況掲示板には、番組のコメントがリアルタイムで書き込まれていく。放送中は番組に集中して、CMになったらリロード。同じ番組を見ている一体感もいいが、私には思いつかない解釈や、関連情報を教えてもらえるのもいい。けっこう楽しい。
もちろん、あとからログは読めるけど……リアルタイムの興奮はない。同じ文面なのに、冷めた感じがする。

この数年で、実況掲示板はかなり増えた。たいていの番組にスレが立ってるし、大作映画だと数千のレスがつくこともある。1人でテレビを見ていても、大勢の仲間と見ているような気分になる。この感覚は、子どものころの興奮に似ている。

「○×、見た?」「見た」「あのシーン、すごかったよな」「あぁ」「△□に似てる」「似てないよ」

ネットがもたらすリアルタイム性。この傾向は、ますます強まっていくだろう。ただし、今の共有方法がベストではない。次はどんな進化をするんだろう?

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