日記  2010年06月10日(木) に思った 社会 のこと

SS、公判中の元船長を除名 / ハシゴを外される人々

SS、公判中の元船長を除名 / ハシゴを外される人々

がんばって最前線で戦っていると、本陣から捨てられることがある。

たとえば、無茶な仕事をやらされていると、唐突にクライアントから、「たのんでない」とか「認識のズレがあったようです」と言われてしまう。誰も好きこのんで、無茶なことはやらない。「あんたのためにやったことなのに」「苦しいときは平身低頭でたのんできたのに」と憤慨するが、甲乙の関係ではどうしようもない。
えらい人の中には、いきなりハシゴを外す輩もいる。なので、契約にないことは一切やらない方が安全だが、それじゃ現場はまわらない。気を利かせて先行することもあれば、そもそも契約が事後になることも多い。
つまり、「信頼」が重要なのだ。だが、ハシゴを外してしまう人は安全地帯にいるので、その意味をわかってもらえない。こうして悲劇は繰り返される。

で、泣けるニュースを見た。

シー・シェパード、公判中の元船長を除名

反捕鯨団体「シー・シェパード」が、日本の調査捕鯨船に対して妨害行為をしたとして公判中のメンバーを除名処分にしていたことが明らかになった。
除名処分となったのは、調査捕鯨船に侵入し、傷害罪など5つの罪に問われている元船長のピーター・ベスーン被告。シー・シェパードの声明によると、除名の理由はベスーン被告が抗議船に弓矢を持ち込んでいたことで、これが団体の活動方針である「攻撃的だが、非暴力的な行動をとる」というポリシーに反すると説明している。
一方で、「ベスーン被告は鯨のために活動したヒーローだ」として、日本での裁判への支援は続ける方針だが、今後の抗議活動には参加させないことを明らかにした。

あれれ? ヒーローなのに除名しちゃうの?
公判中だから、無罪になる可能性もあるのに。私はシー・シェパードはきらいだし、詳しいことも知らないが、元船長があわれになってきた。

そして考える。ほかのメンバーはどう思っているんだろう?
「たとえ違法行為をしても、動物虐待を止めてみせる!」「正義は私たちにあり!」と息巻いたところで、ハシゴを外されたら、ただの犯罪者だ。それなりに裕福な人も多いだろうから、社会的地位を失うのはつらかろう。「それでもやる」「社会的地位なんて、どうでもいい!」という活動家もいるだろうけど、それはもう立派なテロリストだな。

攻撃的だが、非暴力的であること。進路妨害、器物損壊、船籍偽装、薬物の投擲、レーザー照射、ロケット弾の発射といった攻撃はオッケーだけど、弓矢の持ち込みは暴力的なので除名。
シー・シェパードのみなさん、気をつけてくださいね。

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