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[日記2010年06月26日(土)に思った社会のこと

[報道・教養] マイケル・ジャクソン最後の真実 / テレビに真実はあるか?

[報道・教養] マイケル・ジャクソン最後の真実 / テレビに真実はあるか?

テレビ越しに伝わる真実なんて、ないのかもしれない。

2010 マイケル・ジャクソン最後の真実

昨夜、日本テレビで『マイケル・ジャクソン最後の真実』という番組がやっていたので、なんとなく見てみたが、従来のイメージを大きく覆す内容だった。

従来のイメージとは、「整形の回数」、「父親との確執」、「肌の色」、「1993年の疑惑」、「少年、子供と一緒に寝ること」、「性的虐待疑惑」といったゴシップのこと。自分でも調べてみたが、ゴシップってのは恐ろしい。まったく根拠のない誹謗中傷ばかり。マイケルが戸惑っていると、親切顔で詐欺師がうようよ集まってくる。マイケルは数千件も訴えられているが、1度も有罪判決を受けてない。にもかかわらず、ゴシップは止まらない。

なぜここまでバッシングされるのか? こんな執拗に追求されたら、カッとなることもあるだろう。すると、その瞬間だけ切り抜かれ、またバッシングされる。たまらない。それでも父親として、アーティストとして、キング・オブ・ポップとして、ふたたびステージに立とうとした。すさまじい意志力である。

2003 マイケル・ジャクソンの真実

番組の裏をとったあと、ふと気づく。私はマイケル・ジャクソンのファンではないし、彼の楽曲もあまり聴いてない。私が知っているマイケルのゴシップは、2003年に報道された『マイケル・ジャクソンの真実』に起因していた。

この番組は、のちの裁判でひどい偏向報道だったことが暴露されている。ニューヨーク・タイムスは、制作者のマーティン・バシールは、を「同情の仮面を被りながら、平気で私利私欲に走った」と記している。バシールがどうやってマイケルに近づき、なにをしたかは、各自で調べてくれ。世の中には、本当にひどいことをするヤツがいる。

さらに調べると、これも同じ日本テレビで報道されていた。つまり日本テレビは、『マイケル・ジャクソンの真実』としてマイケルの品位を貶めておきながら、今は『マイケル・ジャクソン最後の真実』で彼を絶賛しているわけだ。なぜか? それは『THIS IS IT』の宣伝のためであるだ。マイケル・ジャクソンは、死後の総収入が900億円を越えているのだ。

マスコミは、マイケルを貶めたいわけじゃない。ただ儲けたいだけ。バッシングが儲かるならバッシングして、絶賛が儲かるなら絶賛する。そこには一貫性も、ポリシーもない。今日の番組の冒頭に、「7年前の番組はまちがっていました」と詫びることもない。あの番組のせいでマイケルがどれほどダメージを受けたかを語っているくせに! 舌を巻くほどの厚顔無恥だ。

私はマイケル・ジャクソンのファンではないし、彼の楽曲もあまり聴いてない。しかし調べてみると、彼の偉大さがわかってくる。今あらためて、マイケル・ジャクソンのご冥福を祈りしたい。

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