日記 2010年07月16日(金) に思った科技のこと

[動画] ボードゲームはタブレット型PCの夢を見るか?

[動画] ボードゲームはタブレット型PCの夢を見るか?

 私は『カルカソンヌ』や『チケット・トゥ・ライド』など非電源のボードゲームのファンである。

 これらはドイツのボードゲームとも呼ばれ、多くは紙と木で作られている。ルールは簡単だが、奥が深い。熟練によって強くなる戦略性と、初心者でも勝てる運の要素が、バランスよく取り込まれている。PlayStationやXboxの電源ゲームの多くが1人プレイであるのに対し、ドイツのボードゲームは複数の人が参加することを前提にしている。

 しかしボードゲームに難点はある。
 第1に、コンポーネントが大きい。友だちの家に遊びに行くとき、気軽に持っていけるサイズじゃない。乱暴に持ち運ぶと、コンポーネントが傷んでしまう。
 第2に、点数計算が面倒だ。点数計算が複雑な方がゲームとしては楽しめるんだけど、うっかり記録し損ねたり、精算でテンションが下がることがある。
 こうした難点をカバーするため、ボードゲームはiPadのようなタブレット型PCに移行していくのではないかと私は見ている。

OLPC XO-3

 たとえば写真はタブレット型PC「OLPC XO-3」のモックアップ写真。モックアップなので、このままの製品が存在するわけじゃないが、あったらいいなと思わせる

Surface

 マイクロソフトも、「Surface」というマルチタッチ対応ディスプレイを作っている。タブレットと言うには大きすぎるが、このサイズは魅力的だ。早くも『カタンの開拓者たち』のSurface版が出ていた。すべてがディスプレイの中に収まるため、情報を伏せておく「カード」もない。そのため、自分の手を使って情報を隠すのがおもしろい。

不完全情報ゲームの再現

 オセロや将棋、チェスのような完全情報ゲームは、タブレットPCに置き換えやすい。しかしポーカーのように手札があるゲーム──不完全情報ゲームはどうやって再現するか?

 『カルドセプト セカンド エキスパンション』は、各プレイヤーの手札が画面上にオープンされるが、手元のコントローラーで操作することで、「どれを選んだか」は伏せることができた。あるいはネットワーク対戦なら、相手が隣にいないかぎり情報を隠せる。だが、ボードゲームの醍醐味はみんなが集まってワイワイ遊ぶことなので、なんとか工夫してほしい。

 既存ゲームの置き換えが進めば、デジタルであることを活かした、新しいゲームが生まれてくると思う。それがどんなものになるか、今は想像もできないが、楽しみな分野ではある。

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