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[日記2010年12月12日(日)に思った政治のこと

政府に期待しすぎだよ

政府に期待しすぎだよ

 政治ネタをあれこれ。

相続税と子ども手当

 政府は、相続税の最高税率を55%に引き上げる方針を固めた。増えた税収は、子ども手当の財源にあてられる。つまり、金持ちが直接子どもに財産をわたすのではなく、あいだに政府が入って、多数の家庭にバラマキするというわけだ。集めたお金でインフラを整備するのではなく、小分けして現金支給するのだから、なんとも馬鹿馬鹿しい。相続税の見直しの是非はともかく、子ども手当のために増税するのはおかしいだろう。
 菅首相は「一に雇用、二に雇用、三に雇用」と言った。だったら子ども手当のような、雇用対策に関係ないことは後回しにすべきだろうに。

ゴミ掃除と税負担

 きのう、ニュースで道路のゴミ問題が報じられていた。事業仕分けで役所の清掃費が削られたため、回収しきれないゴミが目立って、クレームが4倍に増えたと言うのだが、そこをクローズアップするのはおかしい。
 日本の町並みがきれいなのは、日本人がゴミをポイ捨てしないから......ではなく、ゴミを片付ける役所に多額の税金を投入しているからだった。がっかり。
 ゴミが増えたらクレーム、税金が増えたらクレームじゃ、どうにもならない。

核家族化と虐待

 児童虐待が社会問題になっているが、その原因は核家族化にあると思う。

アメリカの霊長類研究所で、十七組のゴリラの母子を観察した。母と子の二匹だけを檻に入れると、母ゴリラは必ず子を虐待する。グループで生活させると、子に母親らしい愛情を示す。
アシモフの雑学コレクション

つまり虐待をふせぐには、親と子の閉じた空間を作らないことが肝要なのだ。しかし国民は、役人により強い権限を与えようとしている。たしかに、ばかな親から子どもを救出するのは急務だが、それは対処療法でしかない。ばかな親も、グループで生活させればふつうの親になるだろうから。
 このままだと、子育て・教育は政府の責任という風潮が生まれるかもしれない。だったら国民の役目はセックスして、出産するだけ?

借り入れ規制と財政破綻

 消費者金融の借り入れは年収の3分の1 に規制された。国民が借金しすぎないよう規制されたわけだが、歳入の倍も借金している政府に言われたくないよ。いい大人が計画を立てても借金できないのは問題じゃなかろうか。
 無計画に借金する人は、クレジットローンの現金化というグレーゾーンを使って借金してる。こういう人たちを法で規制したり、救済するのは難しい。

公立高校の無償化と給食代未納問題

 学校教育が無償化されるのはありがたいが、各家庭に現金を支給する方式は納得しがたい。給食代を払わない親がいるように、払わない人は払わないのだ。とはいえ、学校を支援すればいいってわけでもない。公的資金があると、無駄遣いに歯止めがかからない。
 そもそもなんのために無償化するのか? 貧困層をケアする制度じゃないし、進学率もこれ以上は伸びないだろう。家計を助けたいなら、控除すればいい。
 本来なら、日本の未来を背負う人材の育成がテーマになるはずだが、政治家がそう明言したことはない。朝鮮学校にも支給するほど無差別・無分別だから、理解しがたい。

 政府に支援(介入)してもらうべきところと、自分たちでやるべきところの線引きがおかしくなっている。なんでもかんでも政府にやってもらおうとするのは、成熟した市民の姿ではない。お金がありあまっているならプチ貴族ライフもいいが、実際はそうじゃない。

 政権交代したとき、多少はよくなるかと期待したが、民主党は想像していた以上に駄目だった。自民党の方がマシだが、自民党が素晴らしいというわけでもない。基本政策に変わりはないのだから、どっちがやっても同じか。

 高福祉社会を否定するつもりはないが、理念がないサービスは人間を堕落させる。たくさんの福祉で、「もっともっと」という人を増やしているだけか。

相続税、最高55%に引き上げ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1436581&media_id=4

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