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[日記2011年03月24日(木)に思った科技のこと

日本はまだロボット大国じゃない

日本はまだロボット大国じゃない

 和風総本家「日本を救う すごい機械 農業、漁業、町工場……」を見た。

 果樹園の散水、草刈り、お茶詰み、海苔の収穫、高速全自動アイロン、ハンガーの製造、自動追尾台車、自動鍋磨き器……。いろんな機械が、いろんな現場で活躍していた。
 レタスの苗植え機械は、レタス生産者の減少に歯止めをかけていた。作業が楽になれば、より多くの面積を耕せるし、高齢者も仕事をつづけられる。機械が産業を発展させるのだと、あらためて確認できた。

 しかし紹介された機械の多くは、それほど未来的じゃなかった。日本はロボット大国で、ものすごい技術を持っているはずだが……まだ実験段階なのか。日本の産業において、手作業による割合はまだ大きい。それらが効率化されれば、日本の産業はもっともっと伸びるだろう
 少子高齢化にあえぐ日本は、ロボットによる無人化・省力化を目指すしかない。

 話は変わるが、東日本大震災で救助ロボットや、作業ロボットが活躍するシーンは見られなかった。ひょっとしたら、カメラが入ってないところで活躍したかもしれないが、この緊急時に出てこなかったところを見ると、まだ実用段階でないのか。
 福島原発の事故では、自衛隊や消防隊員が放射能汚染を覚悟して突入した。さらに今日は、東電の下請け社員が被曝して、病院に運ばれた。こんなときロボットがあればと思う。
「ロボットでは細かい作業できないから、緊急時は人間がやるしかない」
 という意見もあるが、緊急時でも人命を軽んじることはできない。たとえ不器用なロボットでも、人間の安全を確保し、法律を曲げる時間でそれなりの活躍はするだろう。まぁ、その不器用なロボットがいなかったんだけどね。

 さらに話は変わるが、昨年7月に、NHKスペシャル「貧者の兵器とロボット兵器」を見た。人道的な問題を棚上げすると、たとえ不格好でも、べらぼうに高価でも、多くの欠陥を抱えていても、とにかくロボットを使っていることはスゴイと思った。アメリカ人は使いながら問題を解決していくのかもしれない。もしアメリカで同様の事故(とくに原発事故)があれば、すごいロボットが出てきそうな気がする。

 日本人の技術は高いのに、アメリカ人の商売に負けてしまう。これはもう民族的な欠点かもしれない。今回も新しいことを試そうとして、上司や役所にダメ出しされた人がいるような気がする。

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