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[日記2011年04月29日(金)に思った娯楽のこと

[アニメ] 魔法少女まどか☆マギカ / やばいほど泣かされた

[アニメ] 魔法少女まどか☆マギカ / やばいほど泣かされた

 『魔法少女まどか☆マギカ』は、私の涙腺を徹底的になぶってくれた。

 もともと私は涙もろいが、それにしても泣かされた。しかも後遺症があって、曲を聴いたり、思い出すだけで涙があふれてくる。やばい。日常生活に支障が出るレベルだ。
 先日、私に『まどか☆マギカ』を薦めてくれた友人と会って話す機会を得た。深夜の魔法少女アニメなんて見てる人が少ないから、話せる機会は貴重なんだけど、あんまり言葉が出てこない。感動が大きく、近すぎるせいだ。もう少し時間が空いてから話したい。

大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。
市立見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目まどかも、そんな日常の中で暮らす一人。
ある日、彼女に不思議な出会いが訪れる。
この出会いは偶然なのか、必然なのか、彼女はまだ知らない。
それは、彼女の運命を変えてしまうような出会い――
それは、新たなる魔法少女物語の始まり――
魔法少女まどか☆マギカ公式HP ストーリー・イントロダクションより

 ここから先はネタバレを含む。

 いやぁ、魔法少女をモチーフにダークファンタジーをやるとは思わなかった。油断してたから、がぶりとやられた。終盤は、もはや魔法少女である必要はないかと思ったが、どっこい、最後まで魔法少女だった。
 なんだか魔法少女は、人類の創世からずっといたような気がする......。『まどか☆マギカ』は、魔法少女の歴史を前進させたね。

 『まどか☆マギカ』の世界観、ストーリー構成、演出は緻密に計算されており、オタクの考察欲求を刺激した。東日本大震災で1ヶ月以上も放送が休止したせいもあって、ネット上に考察トピックが乱立した。「ここは○×にちがいない」「あれは☆◇の暗示だ」といった推測、仮説、期待の多くは外れたが、それが失望とならないのは見事。

  • まどかがほむらを覚えていたのは、契約の願いのせい?
  • ほむらの部屋が異界のように見えるのは、魔女化の前兆?
  • 「いつかまたほむらちゃんにも会える」ってのは、ほむらもいずれ魔女になるから?

 明かされなかった謎を妄想補完しているわけじゃない。あれこれ考えることが楽しい。

 最終回を見終えてすぐ、1話から見直した。いろんな伏線に気づき、ふたたび涙ぐむ。無垢なまどかの言葉を、ほむらはどう聞いていたのだろう? 歯を食いしばっているのは怒りか、喜びか......。
「貴女を非難できる者なんて誰もいない。いたら、私が許さない」(#4)
 別の時間軸で、まどかは何度も自分を犠牲にした。ほかの魔法少女が取り乱す中で、まどかだけは希望を見ていた。それを知っているから断言できるのか。
 べつの自分が勇気ある行動をしたら、いまの自分は行動せずとも許されるのか? まどかは守られて、しあわせになれるんだろうか?
 さやかと杏子、まどかとほむらが対になっている。

 祈りで始まり、呪いで終わる──。祈りが「欲望」で、呪いが「現実」なのか。たとえばエアコンで自分の家を冷やせば、周囲の熱量があがってエアコンが効かなくなる。しかし欲望が社会を発展させたのも事実。感情のないキュゥべえたちは、どれほどの時間をかけて進化したのだろう?
 『まどか☆マギカ』はダークファンタジーであり、SFだった。

 おもしろかった。
 こういう作品があるから、この世は去りがたい。

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