日記  2011年05月27日(金) に思った 科技 のこと

パソコンを使わない4割の日本人

パソコンを使わない4割の日本人

 パソコンが安くなれば普及率が100%に迫る欧米に比べ、日本では60%を前に頭打ちになる。

 つまり日本人の4割は、たとえ安くてもパソコンに手を出さないわけだ。パソコンを「買えない」のではなく、「買わない」と決めている人がこれほど多いとは、驚きである。

 そういえば実家の妹もパソコンを使わない。私がパソコンを用意しても見向きもしない。デジカメの写真を、母のiMacに放り込むくらい。しかしケータイではメール交換し、ホームページを閲覧し、時刻表や地図、天気などを調べているそうだ。
 長くパソコンを使ってきた身としては、とても信じられない。ケータイは屋外でも使えるメリットはあるが、だからといってパソコンが不要とはならない。パソコンでないと利用できないサイト、利用しづらい機能はうなるほどあるだろうに。
 しかしなくても困らない人に、あると便利と薦めても効果はない。妹は一生、パソコンと縁がないかもしれないが、それで困らないなら、それでいいのだろう。まぁ、兄としては、「せめてスマートフォンを使え」と言いたいところではあるが……。

 しかし当人が困らなくとも、社会は困るかもしれない。
 つまり、パソコンがない人のための救済措置をいつまでも残しておかなければならず、システムを効率化できないからだ。たとえば100%の日本人がパソコンを所有して、ネットワークから情報を取得できるなら、郵便物や印刷物は大きく減らせるだろう。市役所のサービスもぐっと進化するはずだ。
 携帯電話の普及率は100%近いが、キャリアごとに仕様が異なるため、公共サービスには使いにくい。ケータイコンテンツは、インターネットの基本理念と対立しているから、解消は難しいだろう。むしろケータイは、インターネットによる進化を邪魔していると言っていい。

 そうした中、ケータイとパソコンの中間種であるスマートフォンに期待がかかる。現在の普及率は7.6%だが、今後、爆発的に普及するかもしれない。その結果、パソコンがなくなるなら、それでもいい。要するに、ほぼ100%の人が共通規格のネットワークデバイスを所有すればいいのだから。

 このへんでも日本の進化は遅い。企業は既得権益を離そうとしないし、政府も革新的なことはやらない。日本は縮小していくのだから、効率化しないと生き残れない。なんとか挽回してほしい。

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