日記  2011年09月15日(木) に思った 科技 のこと

ガラパゴスはガラパゴスだった

ガラパゴスはガラパゴスだった

9月15日、シャープが携帯端末「ガラパゴス」の販売を今月末で終了すると発表した。

私は携帯端末に詳しいわけじゃないが、ガラパゴスはその自虐的(挑発的)なネーミングと、昨年CEATEC JAPAN 2010で実物に触れたことから、記憶に残っていた。しかしまさか、発売から1年も経たずに撤退とは……あまりに早い。

iPadが発表されたのは昨年1月。以来、雨後の竹の子のごとく携帯端末(タブレット端末が)市場に投入された。ガラパゴスもその1つだが、iPadに伍する魅力はなかった。デザインや操作性を我慢しても、iTunes StoreやApp Storeにあたるものがない。ガラパゴスはAndroidを搭載しているが、Android Marketに接続できない。ほかにも世界標準でない仕様はたくさんあった。
つまるところガラパゴスは閉じた空間──まさにガラパゴスだった。発表時は「世界で通用するサービスに進化させる」と豪語していたけど、叶わぬ夢だった。

米調査会社IDCの発表によると、4~6月期の携帯端末の出荷台数は、前年同期比で4倍の1360万台に達している。つまり市場は拡大してるのに、ガラパゴスは生き残れなかった。それだけ競争が激しいのか、それだけ日本の開発力が落ちているのか。

ガラパゴスやシャープを笑っている場合じゃない。世界標準でなければ、なにも生き残れない時代になったのだ。それは権利の保有者と安価な労働力との戦いを意味する。

たとえば日本メーカーがPCを作っても、CPUはインテル(アメリカ)、OSはマイクロソフト(アメリカ)、マザーボードは台湾製、組み立ては中国だ。PC内部で「Made in Japan」の刻印を見つけるのも難しい(光ドライブは日本製が多いが、それさえも消えつつある)。おまけにPC購入後に使うサービスのほとんどが海外製。こんなんじゃ、いくら売っても日本にカネが入らない。

グローバル vs ガラパゴス

ほんと、笑っていられない。

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