日記  2011年10月14日(金) に思った 社会 のこと

意味のない規制 / 牛肉生食規制の穴を突く「レアステーキ ユッケ味」が登場

意味のない規制 / 牛肉生食規制の穴を突く「レアステーキ ユッケ味」が登場

日本人は、お上による「規制」が好きな民族なんだろうか?

トラブルが起こるたび規制が強まっていく。規制できないトラブルを大騒ぎする。規制とは、つまり国民の自由を束縛するものだ。なければない方がいい。規制によるメリット/デメリットがあいまいなまま、「規制しろ」と騒ぐのは理解しがたい。
かたや日本人の多くは、役人は馬鹿で、怠惰で、無能だと思っている。どうして馬鹿で、怠惰で、無能な人たちに、規制を作らせるのだろう? 「馬鹿に刃物」と言うが、「役人に規制」も危ない組み合わせじゃないか。

牛肉生食規制の穴を突く「レアステーキ ユッケ味」が登場

今年5月に発生した『焼肉酒家えびす』の集団食中毒事件を受け、10月1日から生食用牛肉の新しい衛生基準が施行された。対象となるのは「ユッケ」「牛刺し」「牛タタキ」など。
店側は業者から加熱処理された肉を仕入れ、表面を削る「トリミング」の後、内側の生の部分を提供することが義務づけられた(違反した場合には営業停止、罰金などが科せられる)。この基準に憤るのは、関西の焼き肉店店主だ。
「今回の規制では焼き加減が"レア"のステーキは対象外なんですわ。レアステーキと牛タタキは何が違うんですか」
そんな声に応えたのか、焼き肉店大手の『叙々苑』が厚労省に噛みついた。今夏、同社が新メニューとして投入したのが、その名も「レアステーキ ユッケ味」。肉の表面を軽く焼いて切ったもので、外見は「牛タタキ」そのもの。だが、これはあくまでも「ステーキ」なので規制の対象外になるという。
これには厚労省も、「その商品は存じ上げております」(食品安全部)と苦笑し、「これはステーキなので問題ありません」とのこと。そこでレアステーキと牛タタキの違いを訊いてみたところ、こう説明した。
「『牛タタキ』は生食用の肉を、『ステーキ』は加熱用を使っている点が異なります」(同前)
ちなみに牛タタキもレアステーキも、食べる時に温かいか冷たいかが異なるのみで、調理法はほとんど変わらず、半生で食べることになるのも同じ。厚労省の理屈なら、生食用の肉を提供するタタキの方が安全な気がするが、それを質すと、
「ステーキでは食中毒の事例が報告されていないから規制から外れました」(同前)と理由を説明した。
週刊ポスト2011年10月21日号

「ステーキとタタキはちがうよ!」というツッコミはさておき、まさに意味のない規制である。厚労省の受け答えからは、「生肉による食中毒を未然に防ぐ」という本来の主旨が感じられない。これでレアステーキで食中毒が起こったら、どうなるんだろう? 考えるだけで気分が暗くなる。

この記事は厚労省を小馬鹿にしているが、じつは厚労省も意味のない規制とわかっているのかもしれない。

(ユッケの危険性なんて微々たるものじゃん。
 それを規制するって、どんだけ手間がかかるんだよ。
 つきつめると、ユッケを作るな、売るな、食べるなと禁止するしかない。
 意味のない規制だ。
 それでも、馬鹿で、怠惰で、無能な国民が規制を求めるなら、仕方ない。
 文句があるなら、どうぞ。
 次はなにを規制してほしいの?)

この場合、役人が駄目なのか、駄目な役人に規制を求める国民が駄目なのか?

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