日記  2011年12月23日(金) に思った 科技 のこと

[動画] ゆっくり実況プレイが盛り上がってきた

[動画] ゆっくり実況プレイが盛り上がってきた

 SofTalkを使ったゲーム実況──いわゆる「ゆっくり実況プレイ」が増えてきた。

 数年前からはやりはじめた「ゲーム実況」というジャンル。実況という以上、プレイヤーが解説したり、ツッコミを入れるわけだが、ゲームをプレイしながら当意即妙のトークをするには相応のセンスが求められた。ゲームが好きで、動画投稿の技術があり、トークセンスがある人は少なく、特定の投稿者にファンが集中するようになっていた。

 しかしSofTalkなどの音声合成ソフトによって、状況が変わってきた。音声を後付けできるので、落ち着いてトーク内容を編集できるし、地声をさらさない安心感もある。なにより、「ゆっくり」がイメージキャラクターとして定着したことが大きい。
経緯を知らない人が見ると、「ゆっくり」と名付けられた動画がずらりと並び、どれも同じ音声、同じ口調でしゃべっているから、同じ投稿者の作品と勘違いしてしまうだろう。私もそうだった。
 簡単にまとめておこう。

  • 「東方Project」というゲームに、「霧雨魔理沙」と「博麗霊夢」というキャラクターがいる。
  • その2人を描いたイラスト「ゆっくりしていってね!!!」があまりにシュールで、人気になる。
  • SofTalkで「ゆっくりしていってね!!!」に音声が与えられる。
  • SofTalkによる音声合成イメージに、ゆっくり魔理沙、ゆっくり霊無が定着する。
  • 「ゆっくり」キャラでゲーム実況した作品が増える。
  • 「ゆっくり実況プレイ」というジャンルとして確立される。
  • 経緯を知らない人が困惑する。←イマココ

 私はMinecraft関連の動画をよく見ているのだが、ここ最近はゆっくり実況プレイ、もしくはSofTalkを使った解説動画の一気に増えた。「これが初めての投稿です」とコメントする作品も多い。これまで投稿をためらっていた人たちがいっせいに参入してきたようだ。

 中には、飛び抜けておもしろい作品もある。トークの軽妙さ、動画編集の巧みさは、なまじのテレビ番組より楽しめる。投稿者の素性は知らないが、予算と時間を与えてテレビ番組を作ってほしいところだ。ウォッチリストに登録した人が増えて、ニコニコ動画の視聴時間が延びてきている。テレビはずっと電源オフなのに。

 SofTalkをダウンロードして、使ってみた。いやはや、すごいね。入力したテキストをちゃんと読み上げてくれる。独特のクセがあり、アナウンサーの肉声にはおよばないが、十年くらい前とは比較にならない進歩だ。こんな簡単に音声合成ができる時代になったのか。

 こうしたムーブメントは、ゲーム実況に限定されるだろうか? 私は、もっと大きく広がるのではないかと期待している。料理番組や旅行番組、小物の紹介といった動画にも、音声はほしい。
(字幕じゃ物足りないが、肉声は恥ずかしい)
 そう思っている方は、ぜひSofTalkを試してほしい。

 動画投稿まわりの技術はどんどん進歩し、どんどん一般化している。そのセンス、その表現力、その情報量で、プロが作成するテレビ番組に匹敵しつつある。
 ユーザーが作って、ユーザーが楽しむ──。
 広告代理店やテレビ局を必要としない時代が、すぐそこまで来ているようだ。

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