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[日記2012年01月03日(火)に思った娯楽のこと

[ゲーム] Ticket to Ride for iPad / ボードゲームとタブレットの相性

[ゲーム] Ticket to Ride for iPad / ボードゲームとタブレットの相性

「Ticket to Ride for iPad」で遊んでみた。

ほんとは買うつもりはなかったんだけど、まちがって購入ボタンを押してしまった。600円だった。操作ミスした自分が許せない。が、アプリの出来はよかった。このクオリティで600円とは畏れ入る。
アプリの出来はいいのだが、タブレット端末でボードゲームを遊ぶことの限界も感じた。

Ticket to Ride for iPad

今回リリースされたのは、アメリカ大陸を舞台にした初代『チケット・トゥ・ライド』。忠実に再現されており、iPad版特有のルールはないようだ。それゆえ……難しい。駅舎がないから、路線を取られるとお手上げなのよね。

基本的に1人用で、iPadを囲んで多人数でプレイできる設計ではない。オンライン対戦はできるようだが、今回は試していない。では、1人でプレイして楽しいかと問われると……微妙。
チュートリアルやヒント表示が充実しており、とても親切。わずらわしい点数計算も、コマの管理もない。しかしボードゲームの魅力が欠けてしまっている。

1人プレイの方が難しい

『チケット・トゥ・ライド』のルールはけっこう複雑だ。みんなでワイワイやっているときは気にならないが、コンピュータと向き合うと難しさを強く感じる。なにをしてやろうか考える余裕はなくなり、できる手を打つだけになる。1人プレイの方が難しく感じるとは、奇妙なことだ。

たぶん、他者のプレイが目に入らないためだろう。どのプレイヤーが、どの路線を取って、いま難点か。情報は表示されているけど、頭に入ってこない。相手の手を読んだり、邪魔してやろうと思うこともない。自分の手札にばかり集中してしまう。これじゃ駄目だ。

iPadアプリは、ゲームに必要な情報をきちっと詰め込んでいるが、ほかのプレイヤーの「顔」は見えない。悩み、焦り、怒り、嘆き、喜び、あるいはポーカーフェイス。同じ人間であればこそ、嫌がらせをする価値もある。いやらしい話だが、ボードゲームにはそうした人間くささが欠かせない。

プレイヤーの「顔」が見えたら?

どうすればボードゲームの楽しさを、タブレット端末で再現できるだろう? ストレートに多人数プレイを目指せばいいのだが、お手本になるようなアプリは、まだお目にかかっていない。

1人プレイの場合、相手の「顔」が見えるといいかもしれない。プレイヤーごとに個性を持たせ、悔しがったり、喜んだりする。つまり、ボードを囲んでいるプレイヤーたちの雰囲気まで再現するわけだ。
む、そーいえば、むかし、プレイヤーの顔が見える麻雀ゲームがあったっけ。ポリゴンで再現されたプレイヤーが、いちいち牌を手にとって、ダイナミックに反応するんだけど、うざかった。うーん、駄目かも。
1人プレイだと、優れたコンピュータゲームと比較されちゃうから、ボードゲームは不利だなぁ。

とまぁ、辛口のレビューになってしまったが、アプリの出来はよかった。本当に素晴らしい。ボードゲームをもっている人が、1人で練習するのにちょうどいいかもしれない。
あとは、オンライン対戦だな。次に実家に帰ったら試してみよう。

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