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[日記2012年01月19日(木)に思った娯楽のこと

[ゲーム] 赤い血を流さない生き物は殺してもいいのか?

[ゲーム] 赤い血を流さない生き物は殺してもいいのか?

ゲーム、『アローン・イン・ザ・ダーク』で流れる血が緑色で、びっくりした。

クリーチャーだけでなく、自分の血も緑色なのだ。もちろん、血が赤くないことの説明はない。まぁ、「残酷だ」「刺激が強すぎる」とクレームがつくのを避ける配慮なんだろうけど、かえってショックを受けてしまった。

思えば、ゲームにかぎらずアニメでも、赤い血は避けられる傾向にある。『北斗の拳』の血は透過光だったし、『名探偵コナン』の血は黒い。『サムライスピリッツ』は設定によって白い血に変更できるし、『バーチャコップ』は血を流さないことでロボットっぽく見せていた。
どの作品も血の色がふつうじゃないことの説明はないため、違和感は大きい。

というか、血の色が赤くなければ、残酷じゃないのか?

ブルークリスマス

1978年公開の日本映画、『ブルークリスマス』をご存じだろうか?
世界各地にUFOが出現し、それと遭遇した人間の血が青くなることが判明する。青い血は遺伝するため、青い血の人間はだんだん増えていく。なぜ血が青くなるのか、どんな意味があるのか、まったくわからない。ただ恐怖心から、権力者たち(=赤い血の人間)は、青い血の人間を弾圧し、拘束し、モルモットにし、虐殺していく。なんの罪も、害もないのに。

ちなみに、『新世紀エヴァンゲリオン』で使徒を識別する「パターン青」(=BLOOD TYPE:BLUE)は、この映画からの引用である。エヴァの世界観では、パターン青(使徒)とオレンジ(人間)のちがいは明らかにされない。使徒がもたらす害も、うわさの域を脱しない。そのため、「使徒は本当に人間の敵なのか?」という疑問が最後まで残される。

思考停止を恐れよ

話をゲームに戻そう。親は、子どもがゲームで殺戮に興じているとき、血の色で残酷さを計ってはならない。
「血が赤くない(人間じゃない)から、殺してもいいんだ」
と思考停止することが、もっとも恐ろしいのだから。

たとえば、イカの血は青い。だから殺してもよい、と考える子どもが成長して、まともな大人になるだろうか?

血が赤くない → 殺してもよい
肌の色がちがう → 殺してもよい
キリスト教を信じない → 殺してもよい
こちらの言うことをきかない → 殺してもよい
大量破壊兵器を隠し持っている可能性がある → 殺してもよい

ゲームやアニメで赤い血を避けることで、かえって大きな災いを招いているような気がするよ。

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