日記  2012年07月21日(土) に思った 社会 のこと

デスクトップで死ねるか

デスクトップで死ねるか

 パソコンに夢中になっていると、けっこう身体を傷めてしまう。

 ずっと同じ姿勢を保つことで、筋肉や血管が強張ってしまうのだ。ダメージは少しずつ蓄積されるはずだが、痛みは気づいた瞬間、一気に襲ってくる。『北斗の拳』で経絡秘孔を突かれたときのサウンドが脳内再生され、「ぐぎゃー!」と悲鳴をあげるなんて、よくあることだ。

 原因と結果、および対策もわかっている。ときどき席を立って、伸びをするだけでいい。たったそれだけのことが……できない。集中によって痛みも、時間経過も、ともすれば空腹さえ忘れてしまうからだ。
 タイマーを仕掛けたこともあるが、目覚まし時計ほどの効果もなかった。自分で自分を止めることができない。

 本や手芸に集中しても、ここまで身体を痛めることはない。パソコンがそれだけおもしろいのか、パソコンが集中しやすいよう最適化されているのか。ともあれ、歳をとったせいで、腰や肩に受けるダメージが大きくなった。運動不足も深刻だ。本当にやばい。

 考えてみると奇妙なもので、身体はかぎりなく静止しているが、精神はかぎりなく活発に飛びまわっている。仕事もそうだが、ゲームはより顕著だろう。モンスターに追い回され、はげしい銃撃戦に痛みさえ感じても、身体は微動だにしない。精神が肉体を置き去りにしている。

 こんなニュースがあった。

ネットカフェで40時間『ディアブロ3』を遊び続けた台湾人ゲーマーが死亡
2012年7月19日(木) 16時44分 [インサイド]
http://www.inside-games.jp/article/2012/07/19/58296.html

世界的なヒットとなっているBlizzard Entertainmentの『ディアブロ3』。日本でもプレイしているユーザーは多いと思われますが、ショッキングなニュースが飛び込んできました。

現地メディアが伝えたところによれば、ネットカフェの個室を借り、40時間『ディアブロ3』を遊び続けた18歳のChuangさんが亡くなったそうです。Chuangさんは約2日間に渡って何も食べずゲームに熱中。3日目の朝に従業員が個室の中で屈みこんでいるところを発見。近くの病院に運ばれたものの、直後に死亡が確認されたとのこと。

死因は長時間同じ姿勢を保ったことで血管などに異常をきたしたものと考えられ、警察が調べているとのこと。台湾では2月にも23時間PCゲームを遊び続けた男性が死亡した事件があったそうです。

 この手のニュースは珍しくないのだが、歳をとったせいか身につまされる。
 18歳の若々しい肉体も、40時間にわたる身体固定という拷問には耐えられなかった。41歳の私なら、何時間もつだろう? 亡くなった人も、まさか死ぬとは思っていなかったはず。ほんと、シャレにならない。

 そして私が思うのは、
(ときどき伸びをして、身体を動かそう)
 ではなく、
(どうにかして身体を別管理にできないだろうか?)
 だったりするので、しょーもない。

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