日記  2012年10月17日(水) に思った 娯楽 のこと

英語を学んで海外ゲームを楽しもう

英語を学んで海外ゲームを楽しもう

 近ごろ、日本語化されていない海外ゲームへの興味が高まっている。

 iTunes StoreやSteamといったプラットフォームが整備されたことで、海外ゲームを安く、手軽に買えるようになったからだ。とはいえ『Minecraft』のような直感的なゲームはまだしも、『The Walking Dead』のようなアドベンチャーや、『Civilization V』のようなシミュレーションを英語のままプレイするのは厳しい。

字幕だけじゃ楽しめない

 最近のゲームは音声による情報伝達が主流なので、日本語字幕があっても厳しい。たとえば『Call of Duty』では、兵士たちの叫び声や無線連絡がひっきりなしに耳に入ってくる。ゲームプレイに不可欠な情報はわずかだが、臨場感が高まる。これらを耳で聞く分にはいいが、字幕だと情報の重要度がわからないし、視線が逸れて危険になる。
 『Alice Madness Returns』や『Bioshock』も、字幕を見ながらプレイするのは無理だった。映画のようにプレイしないなら字幕を読める。昔はムービーシーンが別れていたから、手を止めて字幕を読めたが、最近はすべてがリアルタイム進行だから、プレイヤー側の処理が追いつかない。

質は低いがコストは高い

 やはり完全吹き替えが望まれるが、そこまで注力してくれる作品はわずかだ。多くの場合、字幕をつけただけのローカライズになるが、その品質はおしなべて低い。たとえば『Civilization V 日本語版』のインストール画面では「をプレイ」「を再インストール」といった機械翻訳がそのまま掲載されているようだ。ふざけてる。

 すべてがそうとは言わないが、残念なローカライズは多い。なのに高い。
 たとえば『Demolition Company』の日本語版パッケージは5,000円だが、Steamからダウンロード購入すると$24.99 (≒2,250円)で済む。半額以下だ。価格差はローカライズだけでなく、パッケージ販売のコストも含んでいる。円盤を焼いて、箱に詰め、店頭に並べ、在庫管理するのだから、値段が高くなるのも無理ないが、プレイヤーには関係ない苦労だ。

 『Civilization V』の日本語版パッケージには、シリアルコードしか入っておらず、ゲーム本体は(4.3GB)はインターネットからダウンロードして、Steamで認証することになる。ちなみに日本語版パッケージは9,240円で、Steamからの直接購入は$39.99(≒3,155円)だ。
 2010年にSteam版も日本語対応したので、両者の差はなくなった。日本語版パッケージ版を買うと、邪魔な箱がもれなくついてくる。これじゃ、売れるはずもない。

有志による日本語化作業が盛ん

 Steamのような中抜きルートが発達すると、パッケージ(円盤や箱)は売れなくなり、ローカライズされる作品はますます減っていく。悪循環だ。

 すると一部の有志が日本語化プロジェクトを進めるようになる。ネット上の共同作業も驚くほど進化して、新しいアップデートにも迅速に対応できるようになった。これほど充実したサービスが無償であることに戦慄する。また最近のゲームは多言語化しやすい設計になっており、パソコンに詳しくない人でも容易に言語ファイルを差し替えられる。
 こりゃ、ローカライズでもうけるのは無理だ。

 とはいえ、すべてのゲームに日本語化プロジェクトが立つわけじゃない。大作ではないが興味をそそる小粒なゲームは多い。そして繰り返しになるが、最近のゲームは字幕だけじゃ楽しめないのだ。
 字幕だけじゃなく、吹き替えもほしい。だが、多くを望める情勢ではない。

プレイヤーが英語スキルを実装するしかない

 高等教育の教科書が母国語でそろっている国は、片手の指で数えるほどしかないそうだ。日本はその1つで、海外のよいものはなんでも日本語化されるし、それが当たり前と思っていた。
 しかし日本の国力は衰えた。けちな老人ばかりになる国で、これまでのようなローカライズを期待するのは無理がある。

 私の英語力は低い。何年も英語を学んできたけど、結局、身につかなかった。言い訳するのはみっともないが、英語で欲しいものがなかった。日本文化で十分に満足できたし、海外にある欲しいものはたいてい日本語化された。
 それが最近、英語で欲しいものが増えてきた。ゲームだけじゃない。最先端の文書はどれも英語だから、日本語化を待っていると出遅れるし、高くなる。
 たとえばスティーブ・ジョブズの自伝は、日本語版だと3,990円だが、北米版は1,370円だった。電子書籍なら940円である。英語が読めれば940円、読めないと3,990円だって。4倍差は大きすぎる。

 話をゲームにもどそう。
 今から英語を学ぶのはきついけど、欲しいものがあるなら、我慢すべきじゃない。というわけで、英語のままゲームをプレイする機会を増やしている。わからないところは避けずに、乗り越えていきたい。

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