日記  2013年02月16日(土) に思った 科技 のこと

世界の終わりをシミレーション / 十年間、Civ2をプレイした結果考察

世界の終わりをシミレーション / 十年間、Civ2をプレイした結果考察

 「Civilization II」を10年間プレイしたアメリカ人のレポートが話題になっている。

 本来なら現代で終了する文明シミュレーションを、えんえん西暦3991年まで進めると、世界は3つの大国にわかれ、核戦争に明け暮れる地獄になるそうだ。地表の大半は汚染されてしまったが、戦争のため除染する余裕がない。民主主義では生き残れず、共産主義や神政宗教が国民を支配している。そのため反乱が相次ぎ、行政も滞りがち。完全な手詰まり。
 投稿者は「何とかして世界を立て直したい。しかしその方法が見えません。同じゲームをプレイした方、何か助言して頂けませんか」とレポートを締めくくっている。セーブデータも公開されているが、まぁ、無理だろうな。

 このエントリーのおもしろさを、どのくらいの人がわかってくれるだろう? 私も『三國志III』をすべての武将が死に絶えるまでプレイしたり、『シムシティ』のわずかな税収を百年かけて貯めたことがあるので、めちゃくちゃ共感できる。
 はてなブックマークのコメントも冴えている。

  • 「びっくりするほどディストピア! びっくりするほどディストピア!」
  • 「実は筆者は未来人で、彼の住むAD3991年は本当にこのような状況であり、もはや同時代の人間には解決不能と判断。過去の我々に、ゲームの話を装って知恵を借りに来た...という電波を受信した。」
  • 「まんま『1984年』でびびった。ビックブラザーがプレイを諦めれば均衡は崩れてディストピアは終わるのかなとも。」
  • 「新技術が尽きてしまったというのが問題の根本には思う。」
  • 「プレイヤーが不老不死で有能な分、民主主義だと不利になるんだろうね。」
  • 「《これには国が滅亡されかねないと判断したので仕方なく1000年前から民主主義を捨てました》 個人的にここがすごくショックだった。なんともいえない悲しさが湧き上がる......。」
  • 「スキルツリーが尽きたから、ってことだろうな。未来技術を取得した先も世界は続く。現実では「イノベーションは終わらないのだ」のひとことで解決できるとうれしい。」
  • 「二十二年間、人生というゲームをプレイしています。その結果がこのざまです。」

 指摘されているとおり、技術ツリーが打ち止めになっていることが根本原因。言い換えるなら、技術の進歩が止まれば、つぶし合いしかないわけだ。米ソの冷戦が終わったのも、自由主義国家の科学技術が共産主義のそれを凌駕したためだ。
 国家は国民を支配・搾取できるが、やりすぎるとブレイクスルーが封じられ、他国との競争に敗れる。あぁ、このあたりは『シビライゼーション』をプレイしてないとわからないかも。

 あらためて『シビライゼーション』が良作であることを確認できた。学校の教材にしてほしいよ。教科書で学ぶよりずっと、人類の営みが理解できるから。

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