日記  2013年08月02日(金) に思った 娯楽 のこと

テレビをつけてネットを見る

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 ニコニコ動画のラピュタ実況放送を見た。

 8月2日、日本テレビで「天空の城ラピュタ」が放映された。今回で14回目になるらしい。「ラピュタ」は何度も見ているし、CMで寸断されるのはイヤだったから、ニコニコ動画を見ていた。すると生主がラピュタ実況放送を見はじめたので、興味をそそられた。

 ジブリの鈴木敏夫さん、日本テレの奥田誠治さん、ドワンゴの川上量生さんが、テレビを見ながら解説し、時間が来たらみんなで「バルス」祭りしようって企画らしい。「テレビの実況」なんてネット中毒者たちの密かな楽しみと思っていたので、まさか公式に開催されるとは思わなかった。2011年もやっていたそうだ。知らなかった。

 我が家はパソコン画面とテレビが並んでいるので、同時に見るのは簡単だった。テレビの音量をしぼって、ニコニコ動画の実況をメインにする。鈴木プロデューサーが話す制作秘話はおもしろかった。

 実況といっても、しゃべりつづけるわけじゃない。適当に食べたり、飲んだり、トイレに立ったりする様子が中継されている。映画が盛り上がると3人とも見入ってしまい、言葉が少なくなる。で、CMになると語り出す。コメントも増える。
 ゆるゆるだけど、こういうのは好き。みんないっしょに映画を見ている感じがする。ひとりで見るときは邪魔者でしかないCMも、いい箸休めになる。楽しかった。

 よくよく考えると、すごいことだ。
 この番組は、テレビとネットを同時試聴することを前提にしている。パソコン画面とテレビが並んでいる家庭なんて、一部のネット中毒者だけと思っていたが、そうでもないらしい。そしてCMはますます見られなくなった。日本テレビの偉い人も参加してたけど、この状況をどう思っているんだろう? 今からニコニコ動画のあとを負うのは至難の業だ。へたに提携すれば、テレビは吸収されてしまうだろう。

 近ごろニコニコ動画は攻めている。大量のB級映画を無料上映したり、日本各地で町会議イベントを開催したり、さまざまな方法でファンを増やしている。先日の参院選でも、アンケートによる選挙結果予測が97.52%という高い的中率を叩き出した。
 大衆に情報を伝えたり、また大衆の思いを吸い上げるなら、新聞より、テレビより、ニコニコ動画の方が優れている。そう認識される日も遠くなさそうだ。

 我が家では、テレビよりパソコンの画面のほうが大きい。もう少しパソコンにパワーがあれば、パソコンの中にテレビを取り込むだろう。多くの家でも、同じような変化が起こっているのだろうか。

 空に登っていくラピュタを見ながら、そんなことを考えた。

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