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[日記2013年09月25日(水)に思った社会のこと

少数派、反対派は論拠を示すべき

少数派、反対派は論拠を示すべき

 ネットの普及によって、少数派や反対派の意見にふれる機会が増えた。

 これは人類史上、驚嘆すべき事態なんだけど、あまり意識されてないよね。ネットの普及と、言論の自由がないと成立しない。日本は理想的な国家じゃないけど、ほんとうに素晴らしい国だと思う。

 しかしそうして傾聴できるようになった少数派、反対派の意見は、がっかりするものが多い。たとえば、原発に反対、東京オリンピックに反対、憲法改正に反対、消費税に反対、リニアモーターカーに反対、電子教科書に反対など。
 これらの問題に私が賛成しているわけじゃない。正しい判断をするために、少数派、反対派の意見も聞きたいのだが、多くが感情的で、参考にならないのだ。

  • 推進派はデータを提示していない! (反対派はデータがあるのか?)
  • ○×の恐れがある! (特殊な例で、個別に対応可能では?)
  • 優先順位がちがう! (並行できないこと?)
  • 不安だ! 違和感がある! 乱暴だ! (気に入らないと言いたいだけ?)
  • 言論の自由を封殺している! (だから議論しましょう)

 多数派や推進派の意見が正しいわけじゃない。ネットの検証によって、マスコミや政治家のウソもだいぶ暴露された。多数派が正しいとか、少数派がまちがっていると言いたわけじゃない。

 ただ、少数派は科学的な論拠を示す義務があるだろう。

 多数決をくつがえせるのは、科学的な論拠だけだ。科学的な論拠があるのに多数決で押し切られたら問題だが、論拠も説得力もないのに「少数派を無視するな」と言うのはスジ違いだ。

 では論拠や説得力がない少数派は、多数決に文句を言えないのか?

 言えないでしょう。
 論拠や説得力がない少数派が多数決をくつがえしたら、それは暴力になる。多数で少数を封殺する社会より、ノイジー・マイノリティが多数決をひっくり返す社会のほうが怖い。

 まぁ、ネット革命は始まったばかり。理知的な議論が活発になれば、ノイジー・マイノリティも排除されていくだろう。まぁ、あと100年くらいかかるかもしれないが、ちょっぴり期待している。

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