日記  2014年10月27日(月) に思った 娯楽 のこと

アナと雪の女王と、存在価値のない男たち

アナと雪の女王と、存在価値のない男たち

 スーパーで、「アナと雪の女王」のお菓子を見かけた。

 アナ、エルサをはじめ、クリストフ(氷売り)、スヴェン(トナカイ)、オラフ(雪だるま)、ハンス(王子)が並んでいる。
 それを見て、少し悲しくなった。男は4人もいるが、まるで存在価値がないからだ。

クリストフ(氷売り)

 人がいいだけの山男。物語の最初から登場し、アナとエルサの和解に協力するが、英雄的な活躍はなかった。「がんばったね」という程度。ラスト、クリストフは王室専属の氷配達人になり、豪華なソリをもらって喜ぶが、エルサは自在に氷を作れるわけだから、ほどなく失業するだろう。
 悲しいのは、彼がその可能性に気づいていないことだ。

スヴェン(トナカイ)

 自分は人間と対等だと思っている動物。クリストフが仕事を失えば、トナカイも居場所がなくなるわけだが、どうするつもりだろう? 将来、クリストフとアナがいっしょになるとき、スヴェンが最大の障害になるね。

オラフ(雪だるま)

 エルサの気まぐれで創造された無機生物。彼女には創った自覚さえなかったが、エルサの魔力がなければ消滅してしまう。雪山なら生きていけるが、夏に憧れているから、死は避けられそうにない。ちょっと目を離したスキに水たまりになるだろう。

ハンス(王子)

 女王ではなく、妹をたらしこんだ小物。姉妹の不在に乗じてアレンデール王国を簒奪しようとしたわけだが、失敗の代償を考えるとあわれになる。
 彼が生きていられるかどうかは、エルサとアナの気持ち次第だろう。

 とまぁ、「アナと雪の女王」に登場する男は総じてダメなのよ。いわゆる「男らしさ」、「かっこよさ」、「たよりがい」はまったくない。むしろ女性に依存し、命運を握られた存在だ。女性をリードしろとは言わないが、せめて対等でいてほしかった。

 それはそうと、このお菓子、まさかと思うが映画を見てない人向けじゃないよね?
 お母さんは息子がこう言ったら、なんて答えるんだろう?

「ぼく、クリストフのようになりたい。そしてアナのお婿さんにしてもらうんだ」
「ぼく、スヴェンのようになりたい。人間との距離感が絶妙なんだ」
「ぼく、オラフのようになりたい。夢を叶えて消えるんだ」
「ぼく、ハンスのようになりたい。王国を奪い取るアイデアがあるよ!」

 子どもって、そこまで映画の意味を考えないものかな。

 レック・イット・ラルフ、盗賊フリン、ナヴィーン王子、ボルトなどは、ステレオタイプでない男らしさを描けていたんだけどなぁ。

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