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Wesker's Report (バイオハザード5周年記念DVD)
旧世代の恐怖を思い出す
バイオハザード5周年記念DVDに収録された20分少々の特典映像。バイオハザード1,2,3のあらすじを、ウェスカーの視点でまとめている。いろいろ不明点、矛盾点が多いバイオハザードの世界設定だが、まぁ、なんとかスジをつけている。ウェスカーは「暗躍するクレバー敵」と憶えていたけど、歴史を振り返ると、みずから洋館に閉じ込められたり、タイラントに襲われたり、拾われて再改造されたりと、たいへんな努力家であることがわかった。
バイオハザード1~3までは、PS1で作られた。その画面はきわめて粗く、動きはのろい。ゾンビや巨大クモに襲われても、直立したままカクカク移動するキャラクターを見ていると、ものすごい恐怖がわいてくる。映画のような派手さがない分、その不自然さ、唐突さが際立つのか。『1』の最初と最後に入っていた実写映像も、いいスパイスだった。
デモをつなぎ合わせただけの特典映像だけど、意外に楽しめた。
チェイス・ザ・エクスプレス
ロードが長すぎる
『バイオハザード』のシステムを、スパイアクションに適用した試みはよい。舞台を列車にしたのも、緊迫感があって素晴らしい。しかしロードが長すぎた。車両を移るたびに待たされるので、探索する意欲が失せる。離れた車両に行くときは、敵との戦闘より、ロードが気になってしまう。ゲームの興奮も冷め切ってしまうよ。
アイデアはよかったけど、技術力が追いつかなかったか。うまくいけばシリーズ化できたかもしれないのに、残念だ。
メタルギア ソリッド インテグラル
VR訓練がサイコーにおもしろいッ!
ストーリーに変更はないのだが、英語吹き替え(&字幕)になっている。比べれば日本の声優さんの方がずっといい。本作には、べらべら喋るキャラが多いので、力量というか、慣れの差が大きく出てしまう。
とはいえ、すでに本編をやりこんでいる私にとっては、英語版は新鮮だった。おかげで退屈せずに全ムービーを見ることができた。
VR訓練もすごかった。300ステージ、全クリアしましたよ。
めちゃめちゃ苦労したけど、やりがいがあった。
「しょせんは再販もの」と思っていたが、けっこう楽しめた。
やりこみユーザー向けの工夫がうれしい。
満足できるタイトルだった。
バイオハザード3 ラストエスケープ
さらに練り込んだアイデアでおもしろくなった3作目
バイオシリーズは偉いね。毎回、いろんなアイデアを出してくる。敵が強くなる、マップが広くなるだけの続編じゃない。『2』も頑張ったけど、『3』の方がお気に入りだ。
やはり追跡者の存在は大きい。
「ドアを閉めれば安全」というゲーム的な思いこみを完全に打ち砕いてくれた。姿は見えずとも、BGMが変わっただけで恐怖ゲージは跳ね上がったもんだ。
「ライブセレクション」や「おまけゲーム」も楽しめた。ホラーとしての怖さはもうないが、アクションゲームとしては良作と言えるだろう。
個人的な好みをいうと、ジルの容姿や性格には違和感を覚える。もっと大人しい女の子だと思っていたのだが・・・。まぁ、慣れちゃったけどね。
ベイグラントストーリー
めちゃめちゃ丁寧に作り込まれた傑作RPG
まず雰囲気がいい。土の圧迫感、石畳の冷たさ、日差しの暖かさ、森の湿度が伝わってくる。周囲をぐりぐり見渡して、気が遠くなったこともある。
キャラクターも魅力的だ。男性陣の、妙に色っぽいデザインがすてき♪ 味のあるセリフも多い。徹しきれない悪や、病的な正義など、強烈なまでに人間くさい。
ストーリーも独創的。全体を通してみると消化不良な感じは否めないが、シーンごとの魅力はピカイチ。導入部とエンディングは、鳥肌が立つほど興奮した。
戦闘システム、武器システムも楽しかった。正直に言えば、モンスターごとに武器を持ち替えて、戦術を立て直すのは面倒だったけど、まぁ、熱中してしまった。
ただ、マップが広大すぎるのはちょっと減点かな。
あらゆる面で、驚くほど丁寧に作り込まれている。
本作がシリーズ化しなかったことは残念であり、かつ信じられない。こんなによいフレームなのだから、企業はもっと利用するべきなのにね。
まぁ、緻密すぎて量産できないという側面はあるかもしれない。
ディノ・クライシス
恐怖をテーマにしなければよかったのに
『バイオハザード』の恐怖が薄らいでしまったため、恐竜を引っ張り込んだ作品。しかしあまり効果はなかった。怖かったのは最初だけで、すぐに慣れた。しょせんは恐竜だから、ゾンビのような生理的な嫌悪もない。
怖さを演出するためか、このゲームは弾丸が少ない。
『バイオハザード』は、じつはきちんと弾丸を補充できた。ただプレイヤーが弾切れを恐れるあまり、過剰に節約していただけなのだ。
対して『DINO CRISIS』では、マジで弾丸が少ない。ナイフのような非常用武器もないから、ものすごく不自由な思いをする。怖さよりもストレスになる。
ハンパに恐怖を演出したのは失敗だったと思う。
恐竜をどんなに倒しても、島から脱出できなければ意味がないのだから、弾丸なんて幾らあってもよかったのではないか?
ストーリーにもヒネリはなく、ちょっと難しいアクションゲームという感じ。
ただ、ムービーの出来はよく、レジーナも美人だった。
デュープリズム
きゅんと萌えて、ほろりと泣けるストーリー
とにかくミントがかわいい♪
途方もなく元気で、快活で、攻撃的な女の子。もう、たまりませんよ。
ルウも決して悪くない♪
ゲームオーバーの闇にふっと消えていくクレアを見たときは、涙がこぼれた。
ゲームそのものは大したことはない。
簡単だし、意味不明な仕掛けも多い。いきなりプレイしたら、数分で飽きてただろう。それを最後まで引っ張っていったのは、キャラクターの魅力にほかならない。
といっても、当時の3D技術は稚拙で、今見ると各キャラは紙細工のようだ。
のっぺりした形状、少ないパーツ、表情は乏しく、声もない。
しかしそれでも、彼女たちの魅力は光り輝く。
キャラの魅力は技術力ではないと証明した作品でもある。
サイレントヒル
とにかく怖い。とにかく怖い。とにかく怖い
ギャーと驚くような怖さじゃない。
その雰囲気、物音、気配、意味するところが怖い。
サイレントヒルは、不死身のボディにミサイルランチャーを装備しても、絶対に訪れたくない街だ。とか言いながら5回もプレイしてしまったが・・・。
ところで、町の人びとはどこへ消えてしまったのだろう? もしかすると、あの異形の怪物たちは住民の変わり果てた姿なのだろうか? サイレントヒルになにが起こったのか。そして、なにが起ころうとしていたのか。
わだかまるナゾ。残されたヒント。
いろいろな解釈が可能で、それを話し合うのもまた楽しい。
・・・いや、怖い。怖くて、楽しい。
弟切草
プレイするたびに選択肢と物語が増えていく!
同じ世界でいろんな行動(選択)をするんじゃなくて、行動によっていろんな世界に迷い込むんだね。プレイのたびに基本設定が変わるから、だいぶ混乱したよ。
しかも、選択肢が増えていく。どこでなにをすれば、どうなるのかが見えず、選択肢を総当たりするしかないのはつらかった。気に入ったエンディングがあっても2度と行けなかったり、同じエンディングを繰り返し見ちゃったりと、もどかしかった。かなりやり込んだつもりだけど、どのくらいクリアしたんだろう?
このへんの不満は『かまいたちの夜』で解消される。
しかし雰囲気はよかった。あえて3Dを使わず、写真を加工したり、ショートムービーにとどめたのは正解だと思う。よくも悪くも、エポックメイキングなゲームだった。
メタルギア ソリッド
楽しくて、感動できる。アクションゲームの傑作!
PlayStation 1でもっとも遊べるゲームだったと思う。
ゲームのコンセプト、システム、難易度、隠し要素、音楽、ストーリー、声優、ヒントの出し方、いろんな演出が、ものすごく高いレベルで融合していた。
『無限バンダナ』や『ステルス迷彩』のおかげで、再プレイも楽しめた。
繰り返しプレイできるから、舞台やストーリーを細部まで味わえたと思う。
よくできている。
ゲームとしても、物語としても、よくできている。
もちろん、ツッコミたい箇所もないわけじゃないけど、ここは絶賛に終始したい。
サイコ・マンティスの不条理攻撃。その愉快さ。
ハインドDをスティンガーで撃ち落とす快感。
スナイパー・ウルフの最後を飾る闇の深さ、美しさ。
バルカン・レイブンの猛攻をかいくぐる興奮。
そして . . . 指が折れるまで耐え抜いた拷問。
素晴らしいね!
かまいたちの夜
サウンドノベルを1つ勧めるなら、これかな
めちゃめちゃ楽しかったわけではない。
しかし、よくできていたのでコンプリートしてしまった。
増えていく分岐、シーンとシーンの接続関係、既読・未読がきちんとチャート表示されるのは素晴らしかった。これがなかったら、とっくに飽きていたと思う。実際、『弟切草』はそれで放り投げているからね。
ストーリーの内容も多岐にわたっているね。
すごく感動するわけではないが、ドキリとするシーンはいくつかある。
数合わせのような、どうでもいい流れも多いけど、思いがけない展開を迎える流れもある。
総合的な評価は高くはないが、やりこんでいる最中はすごく楽しめた。
何回も何回も主人公が死んでしまうので、殺されることに慣れてしまう。つまりストーリーよりも、チャートを埋める方に熱中してしまったゲームといえるだろう。
影牢 ~刻命館 真章~
こってり濃い口のネタを、あっさり薄味で調理してある傑作
「善良な村人を次々に罠にはめて殺すゲーム」と紹介されたときは、正直、くだらないゲームだと思っていた。べつに安っぽい良識を振りかざすつもりはないが、いわゆる「有害な」と称されるゲームが、その話題性以上の価値を持っていたことは少ない。
・・・が、これはおもしろかった。
人格のない主人公、浅はかな侵入者たち、残酷なトラップ、滑稽なリアクション・・・。
どれも絶妙のバランスだったと思う。
ポイントは薄味であること。
たとえば、ストーリーやキャラ設定が濃かったら、鼻についたと思う。また逆にストーリー性が皆無だったら、単なる悪趣味ゲームで終わっていただろう。このあたり、いいセンスでまとめられていると感心する。
グラフィックは汚いし、操作性もよろしくない。
しかし、けっこう人に勧めたくなるゲームである。
ゼノギアス
ペース配分ができてない。駄目ゲームの典型
とにかく長い。長すぎる。
えんえんプレイして、Disc 2に入ると展開が早い。早すぎる。
明らかに容量を考えずに突っ走った結果だ。後半になって息切れしている。
こーゆー物語や設定は、キライではない。
だけど細部ばっかり凝って、全体として破綻しているのは情けない。
これじゃ、アマチュアの仕事だ。
意地になってクリアしたけど、気分は最悪だった。
パラサイト・イヴ
ゲーム制作のお手本にしてほしい完成度!
文句ない傑作。
ストーリーや戦闘システムもいいけど、まず最初にこれが「6日間の出来事」と宣言される点が素晴らしい。
ゲーム的な発想になるけど、「今日を終えるまで頑張ろう」とか「あさっては決戦だ」というように、精神的なペース配分ができた。自分の現在位置(エンディングまでの時間的な位置)がわかるのは、とてもよかった。読書時に、残りページ数で気合いを調整するのに似ている。
クライスラービルもやりこんだ。
武器もほぼ最強まで鍛え上げた。
当時、これほどやりこめたゲームもない。
本作のいいところが、続編(パラサイト・イブ2)も含めて継承されていないのは残念だ。
バイオハザード2
悪くはないが、前作の衝撃は超えられず。
待望の続編。いま見るとヘボいが、当時は超リアルな3Dムービーにドキドキしていたもんだ。とりわけ天井から襲ってくるリッカーは強烈だった。
『2』を傑作と呼ぶ声もあるが、私にはイマイチだった。
やはり、ゾンビやウイルスの存在が前提になっているので、未知なるものへの恐怖が薄れてしまった。『1』では曖昧にされた真相も、あまり解明されなかったしね。
ザッピングシステムは斬新で、楽しかった。
ただ、覚えることが多くなったため、恐怖に浸っていられなくなった。このあたりも難しいところだと思う。
よく練られているし、おもしろかった。にもかかわらず、物足りなさを感じてしまう。ビッグタイトルの続編は、本当に難しいな。
I.Q FINAL
数学的な美しさに魅せられる
ぜんぜん数学じゃないけど、数学っぽい雰囲気が好き。
時計の針のように正確に、無情に進んでくるキューブ。一見無理だと思っても、じつは解き方がある。生活感漂うキャラクターたちが、虚空の彼方で絶対的なものに挑戦する。この構図がたまらない。
コンプリートしたときの特典映像もいいね。
このキューブの戦いを、現実社会に投射してしまうよ。
魅せられて、熱中して、やりこんだゲームでした。
エリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士2~
本気になれない人は、やらない方がいい
世界の命運を賭けて戦うことのない、苦学生の日常を描いたアトリエシリーズ第2弾。雰囲気的には『プリンセスメーカー』に似てるけど、自分で自分を操作するところはよりRPG的。モンスターとの戦闘もあるけど、すべては調合のためなので、調合が好きになれない人には厳しいゲームとなる。
調合はとにかく頭を使う。
原料の組み合わせるを暗記して、あれこれ試す地道な努力が必要だ。攻略本片手に解くのはただの作業なので、自分でノートをとるほどの熱心さがなければ楽しめないだろう。そしてゲームのために勉強したくなかった私と嫁は、2週目にして飽きてしまった。
これはゲームが悪いのではなく、相性の問題だと思う。
夢を追う苦学生のゲームに挫折したことは、ちょっぴりショックだった。
それでも苦労は現実世界で十分じゃよ。
ダブルキャスト
非日常すぎて、ついていけません!
記憶喪失の美少女が、押し掛け女房? その設定だけで痛すぎる。明るくて、おちゃめ、ナイスバディで積極的、演技の性能があって、双子で、サイコで、暴力的? どこの惑星のファンタジーですかと問い詰めたいよ。
あまりにも非日常的なので、まったく没入できない。なにが起こっても、「この惑星では、これが日常なのかも」と思ってしまう。
攻略本を見て、全エンディングを見てみた。
なので物語の全容は理解できたと思う。しかしそれでも、ピンとこない。そそるネタを詰め込んだだけ、という感じだった。
クロックタワー2
怖いというより、めどい . . .
なんとなく3Dになっている。なんとなく世界が広がっている。
しかし、やっていることは同じ。
「シャキーン!シャキーン!」
シザーマンの効果音が耳に残る。
もはや恐怖よりも、ウンザリ感の方が強い。
えんえんと館の中を追い回される。
殺される。コンティニュー。また登場。
「シャキーン!シャキーン!」
ラストを迎えるころには、もう脳みそは酸欠状態。
どんな物語だったか思い出せない。
ちょっとシザーマン、出しゃばりすぎ!
前作より操作しやすくなったのに、残念だ。
バイオハザード
新たなジャンルを確立した傑作ホラーアクション
知人にすすめられてプレイしたけど、めちゃめちゃハマった。当時の私はいま以上にゲーム音痴で、パッド操作も下手くそだった。なので、3D視点の操作感覚は激ムズだったけど、それを乗り越えようと努力するだけの価値はあった。
毎日毎日、よく飽きもせずにアタックしていたと思う。2週目3週目じゃなくて、最初のクリアに膨大な時間をかけた。
思い出はたくさんあるが、中でも苦渋に満ちているのがアイテムボックス。ボックスの中身が館の中で共通だとは気づかなかったので、
「あ、ここにもマガジンがある! 使っちゃえ♪」
「うわっ! マガジンを盗まれた。ちくしょー!」
という馬鹿を演じてしまった。仕掛けがわかったときのショックは大きかったよ。
まぁ、今ではいい思い出だけどね。
本作以降、「3Dアクション」とか「アクションアドベンチャー」と呼ばれるジャンルが確立されたと思う。そのくらい、エポックメイキングな名作だった。
クロックタワー
リアルタイムで直撃してないことが惜しまれる。
友だちに勧められてやった。PS2筐体でやった。
数世代まえのゲームだ。
しかし悪くはない。よくできてる。
(こんな時代に、こんな演出をしているゲームがあったのか)
こういう工夫が凝らされている作品は大好きだ。
音がないのも、怖さを引き立てる。
とは思うものの、やはり古い作品なんだよね。
映画やアニメならまだしも、ゲームの世界は技術革新が早い。
今やるとギャップがすごい。操作が難しい。疲れる。
惜しいなぁ。
リアルタイムで直撃していたら、絶賛していただろうね。
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