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[レビュー1992年04月16日に発表された 

世にも奇妙な物語 (テレビ第3期/全51話)

Yonimo Kimyouna Monogatari 3rd Season

慣れたのはスタッフか、視聴者か

スタッフが慣れて、ストーリーの切れ味が劣ったのか。いろんなパターンを見たことで、観客の純粋さが失われたのか。第3期になると、いまいちなエピソードが目立つようになる。「ハイ・ヌーン」や「お前が悪い!」のように、原作より劣化したエピソードもある。とはいえ、おもしろいエピソードはおもしろいので、全体的には満足。
オムニバス構成は制作に手間がかかるのか、テレビシリーズは第3期で終了。不定期の特別編でつづくことになる。これはいいアイデアだと思う。

1992-04-30 常識酒場

[あらすじ] 深夜、「BARこもんせんす」という名のパブに、兄弟が入ってきた。常連客が不審そうな顔を向けるが、兄弟は目をそらし、奥まった席に座った。常連客はテレビを見ながら、「超能力なんてありっこない」と盛り上がる。彼らの言葉に兄は憤っていた。

[感想] 『NIGHT HEAD』の基盤となった作品。兄弟の雰囲気がたまらない。「俺達の居場所はやはり研究所しかないのか?」という結末は、想像力を刺激する。こういうの、大好き。

1992-05-14 逆探知

[あらすじ] 主人公は年配の刑事。「子どもが誘拐された」と通報があって、刑事が家に駆けつける。母親を落ち着かせ、逆探知装置を取り付ける。しかし父親の話では、子どもは亡くなっているらしい。これは精神を病んだ母親の狂言誘拐だったのか? ところが犯人から脅迫電話がかかってきた。

[感想] 予想外の展開にたまげた。橋爪功のひとり芝居が空恐ろしい。

1992-07-09 赤と黒

[あらすじ] ひたすら走る黒い男。縛られている赤い女。女の前には時限爆弾らしきものがある。時計の針が進んでいく。男が走る。女が目を伏せる。

[感想] わずか数分の異色作。タイムレコーダーの話と思いきや、背後で黒煙があがっているのがシュール。そのくらい本気で間に合わせろと言うことか。

1992-08-13 城

[あらすじ] その町はいわば、ナンブグループの王国だった。鉄道から定食屋まで、ありとあらゆるものがナンブによって提供され、それをナンブ社員が享受している。主人公は東京から書類を届けに来ただけだが、なかなか受理されず、しばらく滞在することに。指定された部屋には、ナンブの女性社員が待っていた。

[感想] よくわからないけど、怖かった。大企業がある町では、これとよく似たことが起こっていそう。デフォルメしてあるけど、絵空事でないのはシュール。

1992-09-03 トラブル・カフェ

[あらすじ] 喫茶店で、超能力兄弟がくつろいでいた。研究所での訓練が一段落して、特別に外出を許されたのだ。兄弟は知らなかったが、その喫茶店にはもう1人、超能力者がいた。

[感想] 『常識酒場』の続編。兄弟が研究所に戻ったらしいことがわかる。外出を許すあたり、閉じ込めているわけではなさそう。彼らが研究所を出るとき、なにが起こるのか。いろいろ考えてしまう。

1992-05-14 食べ過ぎた男

[あらすじ] ものが喰えるというのは、とてつもなく幸せなことなんだ。食べ物を粗末にするな。食べられるときに食べろ。でないとあれがくる。あれがよみがえる。あの、イメージが。

[感想] 草刈正雄が泣きながら食べるラストが印象的。


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