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[レビュー2006年11月04日に発表された 

仕掛人 藤枝梅安 (岸谷五朗)

Shikakenin Fujieda Baian

演出がちぐはぐ

岸谷五朗が藤枝梅安を演じたテレビスペシャル。従来の梅安に比べ華がないが、暗殺家業に華があっても困る。これはこれでリアルだが、演出方針はちぐはぐ。夕暮れ時の船に飛び移ったり、天井から落ちてくるアクションは荒唐無稽だ。ターゲットの反応もいちいち鈍く、わざと刺されてるのかと突っ込みたくなる。
闇の元締めを藤田まことが演じているのだが、ただの仲介者でないため、どうしても引退した仕事人に見えてしまう。医者として命を救い、仕掛人として命を奪う。そんな梅安も、この世のコマの1つ。なんとも世知辛い。

梅安をヒーローではなく、人間として描くのはいいが、演出の足並みが揃ってないため、物足りなかった。
でも美味しいものを食べるシーンはいいね。やはり池波作品はこうでなくっちゃ。

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