レビュー  2017年06月21日  に発表された 

影廊 (PC)

3ツ星

個人でここまで作れるのか

一人称視点のホラーゲーム。ランダム生成される和風3Dダンジョンを探索し、5つの勾玉を収集して脱出する。ダンジョン内にはモンスター(幽霊)が徘徊しており、光や音に反応して襲ってくる。接触されれば即死。戦う余地はないため、隠れたり、爆竹で気をそらしてやり過ごす。うまく進めば25分くらいでクリア...とのこと。

起動すると、けっこうリアルな情景で驚く。クレジットを見るかぎり、制作者は1名。個人制作のフリーゲームで、ここまで作れるようになったのか。

「ダンジョン」とは巨大な日本家屋のことだった。ランダム生成のため、リアルな建築物ではない。何度も繰り返し遊んでもらうための配慮だろうが、同じマップでアイテムの位置を変えるほうがリプレイ性は高まると思う。
ところどころロッカーが出てくるが、異質な感じ。行李にしたほうがいんじゃない? ライターは広くを、懐中電灯は遠くを照らせる。懐中電灯には電池切れの概念があるようだが、困ることはない。むやみに照らせば幽霊に襲われるのだから、電池は不要じゃないかな?
行灯に火をつけることで、探索済みのエリアを識別できる。地図がないため、けっこう迷う。「Monstrum」のように、全体像を把握するのも難しい。ときおり崩落によって通行止めが起こるため、行きたい場所に行けないことがある。ランダム生成だから、マップを覚える気にもならない。まごまごしてると、幽霊に襲われ終了。けっこうストレス。どうせ暗いのだから、オートマッピング機能があってもいいとい思う。

暗い廊下を歩いて、ふすまを開け、箪笥や文机を調べ、アイテムを拾っていく。「鏡」は瞬間移動、「光石」は設置可能な光源。このあたり、ちょっとわかりにくい。説明は冒頭に出てくるため、最初は意味がわからない。拾ったアイテムを「調べる」コマンドがほしいところ。

幽霊は何種類かいるようだが、いると思ったら暗くして、隠れないといけないため、よく観察できない。襲われるときも振り返る余裕はない。戦闘がないのはいいが、音を立てておびき出すとか、スポットして動きを把握するとか、身代わり人形で窮地をしのぐとか、閃光手榴弾でピヨらせるとか、もうちょい「できること」がほしい。まぁ、そーゆーゲームじゃないけど。

最初は怖いが、3回くらい死ぬと慣れる。恐怖を抑え、冷静に進めて、うまく行けば20分ちょいでクリア。しかし何度もやろうって気にならない。やはりマップ固定、アイテムやイベントがランダムの方がいい。
いろいろ惜しいが、よくできてる。このレビューが制作者の目に留まるとは思えないが、がんばってほしい。

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