レビュー  2016年06月22日  に発表された 

岸辺露伴は動かない エピソード5:富豪村
Kishibe Rohan wa Ugokanai: Fugou Mura

3ツ星

ツボを外している

私は『岸辺露伴は動かない』シリーズは原作漫画を読んでいるが、正直、あんまり好きじゃない。ヘブンズ・ドアーの能力が際限なく強化されることも鼻白むが、なによりストーリーにキレがないのだ。しかし導入部はそそる。たぶん、4-5話くらいの中編にすれば消化不良もなくなるだろうに。でもまぁ、そうした中編に使えないアイデアを消化するシリーズのようだから、その点を指摘しても詮無きことか。むしろ、端布のアイデアをこれほど魅力的に調理できるところは、すごいと思う。

そんなシリーズの中で、比較的ソフトな「富豪村」を選んだのはいいが、なぜ、住人たちの覚悟を言及しなかったのだろう? 成功するためなら(山の魔力に気に入られるためなら)、親兄弟の犠牲も厭わない。そんな気迫があれば、魔力にたよらずとも成功しそうだが、それでも魔力にすがってしまう20代の若さ、危うさこそが、本作のキモだったはず。漫画家体操なんか映像化している場合じゃない。
絵柄もシリーズ本編から変わっていて、どうにも馴染めなかった。しかし声はいいね。

やはりオリジナル脚本で、なにか作ってほしかったかな。

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