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[レビュー2011年03月21日に発表された 

風の少年 / 尾崎豊 永遠の伝説

Kaze no shonen Yutaka Ozaki Eien no densetsu

純粋であるがゆえに輝き、そして脆い

尾崎豊の長所だけでなく、短所も描いたのは見事。須藤ディレクターとの対比もうまい。年下の尾崎に敬語を使い、つねに大人として接しつづける須藤ディレクターこそは、もう1人の主人公だった。
尾崎は、学校の先生に「操り人形になれ」と言われたことに反発し、あらゆる支配に抵抗したが、結局、自分自身も支配できなかったようだ。やはり学校くらい卒業しておいた方がいい......と思える人は、尾崎の歌に感動しないだろう。

尾崎豊は私の6つ年上。ほぼ同時代に生きていたけど、芸能界に興味がなかった私は名前を知る程度だった。没後19年を経て、こうして再現ドラマを見るのは感慨深い。歌の印象が大きく変わった。

どのくらい事実に即しているかはわからないが、ドラマとして楽しめた。アーティストの死を楽しむことに、いささか抵抗はあるが、それもまた現実だった。

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