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[レビュー2003年09月18日に発表された 

世にも奇妙な物語 2003 秋の特別編

Yonimo Kimyouna Monogatari: 2003 Autumn

「怖いもの見たさという言葉もあるように、人間はどこかで恐怖を欲しています」

鍵 (江口洋介)

[あらすじ] 悪夢にうなされる主人公。妊娠中の妻も心配して、病院へ行くように勧める。しかし医者も、主人公の悪夢を取り除くことはできなかった。ある日、主人公はスタジャンから1本の鍵を見つける。それは昔の仕事場の鍵だった。
[原作]筒井康隆「鍵」

[感想] 幻想的すぎて、まじめに見られなかった。

パーフェクトカップル (矢田亜希子)

[あらすじ] 主人公は、課長と不倫中のOL。ある日、見知らぬ男から花束を贈られる。伝票の住所を尋ねると、そこは墓地で、送り主は故人であることがわかる。呆然と立ち尽くしていると、老婦人が声をかけてきた。
[原作]山田正紀「ホームドラマ」

[感想] 故人の描写がまったくないので、物語に入っていけない。墓に名前を書くために仕掛けた罠にしては懲りすぎている。主人公のキャラクターもあいまい。

遠すぎた男 (中村獅童)

[あらすじ] 自分は避けられているのではないか。主人公は精神科医に打ち明けるが、気のせいだと一蹴される。しかし精神科医は主人公に近づこうとしない。主人公はなぜか周囲の人々に極端な距離を空けられるようになっていた。

[感想] 中村獅童のキャラクターが状況設定にぴったり。しかしオチは弱い。同じ性質の人が3人いれば、ボディガードに最適だ。

迷路 (谷原章介)

[あらすじ] 閉鎖された巨大迷路に隠された黄金を求めて、3人の男女が入っていくのだが...

[感想] 迷路の映像はかっこいい。数学者が仕組んだという設定もいかす。しかしストーリーは盛り上がらない。「アイテム」という言葉も違和感がある。映像がいいだけ、惜しい。

影が重なる時 (八嶋智人)

[あらすじ] 主人公は物理学の研究員。ある日、小学校の「かがく教室」で虹の仕組みを説明してると、女子たちの顰蹙を買ってしまう。恋人は、女の子の気持ちがわかってないと笑う。そのとき、急に彼女が震えはじめた。自分の幽霊が見えるというのだ。
[原作] 小松左京「影が重なる時」

[感想] おもしろかった! だんだん状況が見えてきたときの興奮、ラストの切なさはたまらない。ただ奇妙な現象で済ませず、科学的な解明に取り組んだところもよい。


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