非公認戦隊アキバレンジャー (全12話+総集編) Unofficial Sentai Akibaranger
2012年 特撮 5ツ星 #スーパー戦隊 夢 電脳ありそうでなかったメタフィクション
あらすじ
秋葉原で喫茶店を経営する葉加瀬博世は、父から送られてきた装置をもとに非公認戦隊アキバレンジャーの変身システムを開発する。システムに必要な「妄想力」をもった3人もスカウトできた。しかしヒーローが存在する理由だけ見つからなかった。
くっだらないネタ番組と敬遠していたが、友だちに勧められて鑑賞する。おもしろかった。パロディなのに、オリジナリティがある。低予算なのに、完成度が高い作品だった。
妄想力による変身システムも、システムが先にあって敵がいない状況も、かつて見たことがないプロットだ。各エピソードも趣向が凝らされている。妄想世界からの侵食、現実感の喪失、てこ入れ、新展開、自分たちがテレビ番組の登場人物であることに気づくメタフィクション、原作者との戦い......。個人的なヒットは、現実の自分を見て我に返ってしまうシーン。身にしみる痛さだった。
最初はキャスティングに難ありと思ったが、すぐ慣れた。うるさいレッド(和田正人)、立ち位置が微妙なブルー(日南響子)、じつは最年少だったイエロー(荻野可鈴)。ちぐはぐだけど、それが作品に合っている。それからマルシーナ(穂花)が魅力的だ。アニメじゃ定番のキャラクター造形だが、実写再現率の高さに驚く。ドクターZ(矢尾一樹)の妄想から産まれ、現実世界に飛び出してきた彼女は、いかにしてアイデンティティを獲得したのか? マルシーナを軸に第2期を作ってほしい。
低予算の特撮番組はいくつかあるけど、群を抜いた完成度。素晴らしい。「してやられた」と思えるほど、おもしろかった。
オタク文化を扱った作品 | |
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スーパー戦隊 | ||
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年 | 戦隊名 | 作品 |
1975 | 秘密戦隊ゴレンジャー | |
1977 | ジャッカー電撃隊 | |
1979 | バトルフィーバーJ | |
1980 | 電子戦隊デンジマン | |
1981 | 太陽戦隊サンバルカン | |
1982 | 大戦隊ゴーグルファイブ | |
1983 | 科学戦隊ダイナマン | |
1984 | 超電子バイオマン | |
1985 | 電撃戦隊チェンジマン | |
1986 | 超新星フラッシュマン | |
1987 | 光戦隊マスクマン | |
1988 | 超獣戦隊ライブマン | |
1989 | 高速戦隊ターボレンジャー | |
1990 | 地球戦隊ファイブマン | |
1991 | 鳥人戦隊ジェットマン | |
1992 | 恐竜戦隊ジュウレンジャー | |
1993 | 五星戦隊ダイレンジャー | |
1994 | 忍者戦隊カクレンジャー | |
1995 | 超力戦隊オーレンジャー | |
1996 | 激走戦隊カーレンジャー | |
1997 | 電磁戦隊メガレンジャー | |
1998 | 星獣戦隊ギンガマン | |
1999 | 救急戦隊ゴーゴーファイブ | |
2000 | 未来戦隊タイムレンジャー | |
2001 | 百獣戦隊ガオレンジャー | |
2002 | 忍風戦隊ハリケンジャー | |
2003 | 爆竜戦隊アバレンジャー | |
2004 | 特捜戦隊デカレンジャー | |
2005 | 魔法戦隊マジレンジャー | |
2006 | 轟轟戦隊ボウケンジャー | |
2007 | 獣拳戦隊ゲキレンジャー | |
2008 | 炎神戦隊ゴーオンジャー | |
2009 | 侍戦隊シンケンジャー | |
2010 | 天装戦隊ゴセイジャー | |
2011 | 海賊戦隊ゴーカイジャー | |
2011 | 非公認戦隊アキバレンジャー | |
2012 | 特命戦隊ゴーバスターズ | |
2013 | 獣電戦隊キョウリュウジャー | |
2014 | 烈車戦隊トッキュウジャー | |
2015 | 手裏剣戦隊ニンニンジャー | |
2016 | 動物戦隊ジュウオウジャー | |
2017 | 宇宙戦隊キュウレンジャー | |
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