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[レビュー2019年11月13日に発表された 

Superliminal (PC) Superliminal

よくわからんが楽しい。

 錯視を使った一人称視点のパズルアドベンチャーゲーム。オブジェクトを手にとって、それを手放す時、周囲との距離からオブジェクトの大きさが変化する。言葉で説明するのは困難だが、ゲーム最初のチュートリアルですぐ要領をつかめる。こうなると、いろいろ試したくなる。要するにオブジェクトのサイズを変えて、自分が通る道を作ればいい。はじめは直感的に、あれこれ試すだけで正解するが、やがて「あれをこうして、こうすれば」と予想することになる。道が通じた瞬間は痛快で、どんどん先へ進みたくなる。楽しい。

 プレイヤーや脳に干渉する実験を受けていたが、トラブルがあって、夢から醒めなくなっているようだ。外界からメッセージが送られてくるが、状況はよろしくない。というか、そのメッセージが真実かどうかも疑わしい。夢の中では、確たるものがない。その不安感が、物理法則を超越するゲームをおもしろくしてくれた。

 しかしクリアしても、ストーリー的な解決はなかった。説明を聞いても頭に入らない。そうじゃなくて、目が覚めた。愛する人と再会できた。でもこれは本当に現実? みたいなノリでよかったのに。

 ま、ストーリーに大きな意味はない。オブジェクトのサイズを変えることで次へ進めるパズルを、よくもこれほど考えたものだと感心する。新鮮な楽しみがあった。



Steam: Superliminal


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