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[レビュー1996年10月02日に発表された 

世にも奇妙な物語 1996 秋の特別編

Yonimo Kimyouna Monogatari: 1996 Autumn

日常に潜む恐怖のワナ、主人公はあなたかもしれない

不定期バスの客 (中居正広)

[あらすじ] ある夜、バスに若い男が乗り込んでくる。男はコンビニ強盗で、人を殺してきたばかりだとナイフで威嚇する。しかし運転手や乗客は取り乱さず、それでいて抵抗もしなかった。
[原作]中原文夫「不定期バスの客」

[感想] 運転手の罪を知りたい。バスはどこへ行き、なにをするのだろう? 死を恐れずとも、痛みをいやがっていた乗客たちが望むのだから、すごく気になる。バスの意図はもっと早い段階で明らかにして、主人公は自分の生死について、もっとよく考えるべきだった。

のどが渇く (椎名桔平)

[あらすじ] 主人公は砂漠で遭難したが、オアシスを見つけ、無事日本に帰ってきた。しかしふだんの生活に戻っても水に執着したり、暑さに敏感になったり、口に砂が入る幻覚に悩まされる。

[感想] ストーリーは「食べ過ぎた男」の翻案。キスシーンが濃厚で興奮したが、口に砂が入って萎えた。漂流教室を思い出した。

壁の小説 (大塚寧々)

[あらすじ] 主人公は女刑事。殺人鬼の情報を求め、先輩刑事と精神病院を訪れる。院長の説明によると、小説家を自称する入院患者が壁に書いた小説に、事件との共通項が多いと言う。女刑事が読みはじめると、そのとおりの出来事が起こりはじめる。

[感想] 大塚寧々が無反応なので、苦しむ院長がかわいそうだった。院長がじつは患者だったのは驚いたが、ほかはアリキタリ。非創造物が創造主を殺すまえに、情報と葛藤がほしかった。

すみません、握手して下さい (岡本信人)

未見。

公園デビュー (鈴木保奈美)

[あらすじ] 主人公はふつうの主婦。新しい町に越してきて、勇んで公園デビューに向かうが、この町の公園には...
[原案] 浅田敦史

[感想] あまりにも小さな革命。常識人からの転落も、そこからの復帰も共感できなかった。

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