レビュー  2014年11月18日  に発表された 

Never Alone (PC)
Never Alone (Kisima Ingitchuna)

3ツ星

まだ絵本に勝てない

北極海沿岸の先住民族イヌピアットの口頭伝承をゲームにしたもの。ゲームの題材としてイヌピアットが選ばれたのではなく、イヌピアットを支援するNPOが彼らへの理解を深める手段として、ゲームという表現方法が選ばれたらしい。ゲームの進行に合わせて資料映像がアンロックされる仕掛けは、単純だけど興味を刺激される。教育ツールとしておもしろい試みだと思う。

しかし一介のゲーマーにとしては、抑揚のない展開に困惑する。『Brothers - A Tale of Two Sons』(2013)のように言語にたよらず、共感しやすいストーリーだったらいいのに。似たようなシーンがつづき、抑揚がないため、2,3時間でクリアできるにもかかわらず冗長に感じた。
途中、パートナーのキツネが死んで、着ぐるみの妖精になったのはショック。なんで擬人化するの? 色も白いままで視認性が悪い。「口伝をゲーム化する」という制約があったにせよ、もうちょい工夫できたと思う。

教育ツールとしておもしろい試みだと思うが、『Valiant Hearts The Great War』ほど魅力はなかった。それは口伝に忠実であろうとする制約ゆえか、口伝をおもしろく翻案しようとする意志がなかったせいかは、わからない。



Steam: Never Alone (Kisima Ingitchuna)

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Never Alone (PC)